大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・遺伝子あるいは遺伝情報とはなにかについてその概要をつかむ。
・生命現象におけるタンパク質の役割を学ぶ。
・身近な具体例を通して上記のことを理解する。

【講義概要】
「遺伝子」あるいは「DNA」という言葉は日常的に使われますが、いざその実体はなにかと問われると戸惑われる方も多いと思います。また「タンパク質」も、“栄養素として重要”程度には認識しているものの、あらゆる生命現象の要となる物質と言われると「???」かもしれません。DNAもタンパク質も生命を構成する基本的な分子であり、その分子としての側面を理解すると生命がまた違ったイメージで描き出されてきます。この講義では「タンパク質の形」という、おそらくまったく馴染みのない視点に触れていただき、遺伝子がもたらす遺伝情報とはなにかについて考え、新たな生命像を描く契機としていただくことをめざします。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 4/ 7(金) 遺伝子とはなにか
第2回 2023/ 4/14(金) 生命とはタンパク質の存在様式である
第3回 2023/ 4/21(金) 体を守るタンパク質
第4回 2023/ 4/28(金) 遺伝子・タンパク質の個体差
第5回 2023/ 5/12(金) 遺伝子・タンパク質の進化

【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は、5月19日(金)を予定しております。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず 「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	輪湖 博
肩書き	早稲田大学名誉教授
プロフィール	長野県生まれ。理学博士(早稲田大学)。早稲田大学理工学部卒業。同大学大学院理工学研究科修了。米国コーネル大学博士研究員、早稲田大学理工学部助手、順天堂大学医学部助手などを経て、早稲田大学社会科学部教授。専門分野は生物物理学。主としてタンパク質分子の立体構造に関する理論的研究を行う。一般向け書籍としては、『遺伝情報の科学』(成文堂)、訳書『アシモフの科学と発見の年表』(丸善)などがある。