講座詳細情報
申し込み締切日:2024-01-25 / 自然科学・環境 / 学内講座コード:240723
宇宙における偶然と必然
- 開催日
- 1月27日(土)~ 2月 3日(土)
- 講座回数
- 2回
- 時間
- 13:10~16:35 ※途中休憩をはさみます。
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 13,662円
- 定員
- 30
- その他
- 会員受講料: 11,880円(入会金は8,000円(税込))
- 補足
講座詳細
【目標】
・宇宙の進化がどこまで物理法則によって必然的に理解可能かを考える
・「地球」と「この宇宙」の一度しかない歴史における偶然の意味を考える
・宇宙における生命の誕生は偶然か必然かを考える
・人間原理とマルチバースの関係を考える
・地球外生命の存在を観測的に知り得るかどうかを考える
【講義概要】
宇宙論の進歩の結果、138億年の宇宙の進化のほとんどが物理法則によって理解できることがわかってきました。しかし、「この宇宙」がなぜ誕生したのか、さらには「この宇宙」はなぜこのような不自然な性質をもっているのか、さらには地球における生命の存在は宇宙において普遍的なのかどうか、などの根源的疑問は依然として残ったままです。それらがやがて科学的に(すなわち必然的に)理解できるのか。あるいは結局、偶然に帰着させるしかないのか。おそらく正解のないこの謎に対する「回答」の一つが、人間原理とマルチバースの組み合わせです。一度しか起こらない事象における必然と偶然の意味を一緒に考えてみたいと思います。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 1/27(土) 物理学的進化の必然と歴史における偶然の役割
第2回 2024/ 2/ 3(土) 人間原理とマルチバースに基づく宇宙の生命の普遍性の考察
・宇宙の進化がどこまで物理法則によって必然的に理解可能かを考える
・「地球」と「この宇宙」の一度しかない歴史における偶然の意味を考える
・宇宙における生命の誕生は偶然か必然かを考える
・人間原理とマルチバースの関係を考える
・地球外生命の存在を観測的に知り得るかどうかを考える
【講義概要】
宇宙論の進歩の結果、138億年の宇宙の進化のほとんどが物理法則によって理解できることがわかってきました。しかし、「この宇宙」がなぜ誕生したのか、さらには「この宇宙」はなぜこのような不自然な性質をもっているのか、さらには地球における生命の存在は宇宙において普遍的なのかどうか、などの根源的疑問は依然として残ったままです。それらがやがて科学的に(すなわち必然的に)理解できるのか。あるいは結局、偶然に帰着させるしかないのか。おそらく正解のないこの謎に対する「回答」の一つが、人間原理とマルチバースの組み合わせです。一度しか起こらない事象における必然と偶然の意味を一緒に考えてみたいと思います。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 1/27(土) 物理学的進化の必然と歴史における偶然の役割
第2回 2024/ 2/ 3(土) 人間原理とマルチバースに基づく宇宙の生命の普遍性の考察
備考
【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は2月10日(土)を予定しております。
◆本講座ではいくつか数式が登場しますが、それはあくまで物理法則が数学を用いて簡潔に表現できることを示すのが目的です。それらを用いて計算したり、ましてや証明したりはしません。したがって、宇宙と物理法則に興味がある方であれば、事前の知識はなくとも理解していただけると思います。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆休講が発生した場合の補講は2月10日(土)を予定しております。
◆本講座ではいくつか数式が登場しますが、それはあくまで物理法則が数学を用いて簡潔に表現できることを示すのが目的です。それらを用いて計算したり、ましてや証明したりはしません。したがって、宇宙と物理法則に興味がある方であれば、事前の知識はなくとも理解していただけると思います。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 須藤 靖 |
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肩書き | 東京大学大学院教授 |
プロフィール | 高知県安芸市生まれ。カリフォルニア大学バークレー校、茨城大学、広島大学、京都大学を経て現職。専門分野は観測的宇宙論と太陽系外惑星。著書に『一般相対論入門』(日本評論社)、『この空のかなた』(亜紀書房)、『不自然な宇宙』(講談社ブルーバックス)、『宇宙は数式でできている』(朝日新聞出版)などがある。 |