大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・六世紀の欽明継体・欽明朝期の王権について考える。

【講義概要】
本講座では、古代王権の歴史的諸段階に留意して、それらの経緯、背景、意義について学んでいきます。我が国の歴史は、『古事記』『日本書紀』に伝承として残されていますが、同時代資料として信頼できる中国の史書や金石文によればそうした伝承とは異なる流れが復元できます。今回は六世紀の継体・欽明朝期の王権について、継体の即位事情・国造制・ミヤケ制・部民制などについてわかりやすく解説します。

【各回の講義予定】
第1回 2021/ 7/29(木) 継体天皇の即位-その系譜と歴史的位置―
第2回 2021/ 8/ 5(木) 欽明期の王権1-国造制-
第3回 2021/ 8/19(木) 欽明期の王権2-ミヤケ制-
第4回 2021/ 8/26(木) 欽明期の王権3-部民制-
第5回 2021/ 9/ 2(木) 蘇我氏の台頭-稻目・馬子・蝦夷・入鹿

【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は、9月9日(木)を予定しております。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	仁藤 敦史
肩書き	国立歴史民俗博物館教授
プロフィール	国立歴史民俗博物館研究部教授。博士(文学 早稲田大学)。専門は日本古代史(王権論、都城制成立過程の研究)。主な著書に、『古代王権と支配構造』(吉川弘文館)など。NHKの歴史番組『さかのぼり日本史』出演。集英社版「マンガ日本の歴史」監修担当。