講座詳細情報
申し込み締切日:2024-02-18 / 日本史 / 学内講座コード:340216
平安京―貴族が過ごしたすまい
- 開催日
- 2月20日(火)~ 2月27日(火)
- 講座回数
- 2回
- 時間
- 13:10~14:40
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 6,831円
- 定員
- 24
- その他
- 会員受講料: 5,940円(入会金は8,000円(税込))
- 補足
講座詳細
【目標】
・住宅の歴史が用途や機能そして背景にある社会の変化、時代の要求などと密接不可分の関係にあったことを理解する。
・住宅は都市に固有ではないが、都市の住宅は特有であることを理解する。
・現存する歴史的な建築の背後に広がる、現存しない建築の歴史に思いをはせ、その重要性について再認識する。
【講義概要】
平安宮廷貴族の住まいであり、源氏物語や枕草子など古典文学でもよく知られている寝殿造。しかし現存する建物は一棟もなく、実像は謎につつまれています。まずは寝殿造成立の舞台である平安京の構造や変容について、空間のあり方から探ります。つぎに住宅は都市に固有の存在ではむろんありませんが、しかし都市の住宅は特有です。しかも寝殿造は古代という時代性から免れません。加えて上級貴族社会にはじまるという階層性を帯びていました。そのような寝殿造の建築的特徴について詳述します。さらに寝殿造に関する通説を批判的に検証し、日本の住宅史全体を読み直すことで、変容の普遍性、今後の我々の住まいについて考えます。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 2/20(火) 平安京と都市住宅―紫式部が住んだ街―
第2回 2024/ 2/27(火) 寝殿造とはなにか―紫式部の生活空間―
・住宅の歴史が用途や機能そして背景にある社会の変化、時代の要求などと密接不可分の関係にあったことを理解する。
・住宅は都市に固有ではないが、都市の住宅は特有であることを理解する。
・現存する歴史的な建築の背後に広がる、現存しない建築の歴史に思いをはせ、その重要性について再認識する。
【講義概要】
平安宮廷貴族の住まいであり、源氏物語や枕草子など古典文学でもよく知られている寝殿造。しかし現存する建物は一棟もなく、実像は謎につつまれています。まずは寝殿造成立の舞台である平安京の構造や変容について、空間のあり方から探ります。つぎに住宅は都市に固有の存在ではむろんありませんが、しかし都市の住宅は特有です。しかも寝殿造は古代という時代性から免れません。加えて上級貴族社会にはじまるという階層性を帯びていました。そのような寝殿造の建築的特徴について詳述します。さらに寝殿造に関する通説を批判的に検証し、日本の住宅史全体を読み直すことで、変容の普遍性、今後の我々の住まいについて考えます。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 2/20(火) 平安京と都市住宅―紫式部が住んだ街―
第2回 2024/ 2/27(火) 寝殿造とはなにか―紫式部の生活空間―
備考
【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は、3月5日(火)を予定しています。
◆参考図書:藤田勝也著『平安貴族の住まい―寝殿造から読み直す日本住宅史―』(吉川弘文館、2021年)に目を通していただけますと、理解がより一層深まるかと思われます。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆休講が発生した場合の補講は、3月5日(火)を予定しています。
◆参考図書:藤田勝也著『平安貴族の住まい―寝殿造から読み直す日本住宅史―』(吉川弘文館、2021年)に目を通していただけますと、理解がより一層深まるかと思われます。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 藤田 勝也 |
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肩書き | 関西大学教授 |
プロフィール | 大阪市生まれ。京都大学卒、同大学院修了。工学博士。専門は日本建築史・住文化史。『平安貴族の住まい』(吉川弘文館、2021)、『裏松固禅「宮室図」詳解』(中央公論美術出版、2018)、『平安京の地域形成』(共編著、京都大学学術出版会、2016)、『日本建築史』(共編著、昭和堂、1999)ほかいろいろ。 |