大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・戦国～織豊期の「日本国」の政治・社会状況をふまえたうえで、本能寺の変後から江戸開幕への過程を追う。
・秀吉が成し遂げ、家康に引き継がれた「天下一統」の実態と到達点をみる。
・歴史の出来事を流れのなかで考える力を身に付ける。

【講義概要】
織田信長が本能寺の変により討たれた後、「天下一統」の実現は羽柴(豊臣)秀吉に引き継がれて成し遂げられ、徳川家康による江戸開幕のもとで幕藩体制として展開することになります。本講座では、その過程を最新の研究成果と史料からみていきます。

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/ 4(金) 戦国時代の「日本国」と国内情勢
第2回 2019/10/11(金) 織田権力の到達
第3回 2019/10/18(金) 本能寺の変とその後
第4回 2019/10/25(金) 「織田体制」の展開と羽柴秀吉
第5回 2019/11/ 8(金) 羽柴秀吉の関白任官と天下一統―「惣無事」の展開―
第6回 2019/11/15(金) 豊臣政権の政治秩序と大名領国
第7回 2019/11/22(金) 刀狩りと「喧嘩停止」
第8回 2019/11/29(金) 「唐入り」とその展開
第9回 2019/12/ 6(金) 秀吉死後の政争と関ヶ原の戦い
第10回 2019/12/13(金) 江戸開幕と幕藩体制

【ご受講に際して】
◆本講座は2019年度春・夏講座の内容に続くもので、これまで同講師が担当した講座の内容を再構成したものです。
◆1～3回の内容は、本講座の前提として2019年度春・夏講座の内容を確認するため、内容が重複します。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『徳川家康―境界の領主から天下人へ―』（平凡社）（ISBN:9784582477313）
『清須会議―秀吉天下取りへの調略戦―』（戎光祥出版）（ISBN:9784864033015）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	柴 裕之
肩書き	東洋大学講師
プロフィール	1973年東京生まれ。東洋大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、東洋大学文学部非常勤講師。専門は、日本中近世移行期政治・社会史。単著『徳川家康―境界の領主から天下人へ―』(平凡社、2017年)、『シリーズ実像に迫る17 清須会議』(戎光祥出版、2018年)ほか。