講座詳細情報
申し込み締切日:2024-02-15 / 日本史:世界史 / 学内講座コード:240310
大隈重信がシャム(タイ)に送った民間人外交官 稲垣満次郎
- 開催日
- 2月17日(土)~ 2月17日(土)
- 講座回数
- 1回
- 時間
- 13:10~16:35 ※途中休憩をはさみます。
- 講座区分
- 1回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 6,831円
- 定員
- 30
- その他
- 会員受講料: 5,940円(入会金は8,000円(税込))
- 補足
講座詳細
【目標】
・19世紀末、植民地化の進むアジアにあってタイと日本は近代化を進める独立国としてまた仏教国として相似的な立場であった。
・大隈がシャム公使としておくった稲垣満次郎は着任してすぐラーマ五世のもつ仏骨を日本にもたらすことに奔走した。
・大隈がタイと積極的に関係を築いた理由の一つにはロシアとタイの接近が懸念されていこともあると思われる。
・以上の流れを時代背景とともに大隈文書を用いて理解することを目標とする。
【講義概要】
大隈重信は1897年、民間人の稲垣満次郎を初代駐シャム(タイ)公使に抜擢してタイにおくった。英仏の植民地化が進む東南アジアにあって、当時チュラロンコン大王(ラーマ五世)治下のタイのみが唯一独立を保っていた。職業外交官ではない稲垣は大隈の意を受けてタイの女子留学生を日本に送り、また、日本人の教習をタイに送り、さらに、大王のもつ釈迦の真正の仏骨を日本仏教界にもたらすべく奔走した。この過程でおきた様々な問題について、大隈がかなり具体的に関係者を支援していたことが明らかになっている。大隈がなぜタイと積極的に関係を築いたのか、その理由を当時の時代背景とともに読み解いていく。
・19世紀末、植民地化の進むアジアにあってタイと日本は近代化を進める独立国としてまた仏教国として相似的な立場であった。
・大隈がシャム公使としておくった稲垣満次郎は着任してすぐラーマ五世のもつ仏骨を日本にもたらすことに奔走した。
・大隈がタイと積極的に関係を築いた理由の一つにはロシアとタイの接近が懸念されていこともあると思われる。
・以上の流れを時代背景とともに大隈文書を用いて理解することを目標とする。
【講義概要】
大隈重信は1897年、民間人の稲垣満次郎を初代駐シャム(タイ)公使に抜擢してタイにおくった。英仏の植民地化が進む東南アジアにあって、当時チュラロンコン大王(ラーマ五世)治下のタイのみが唯一独立を保っていた。職業外交官ではない稲垣は大隈の意を受けてタイの女子留学生を日本に送り、また、日本人の教習をタイに送り、さらに、大王のもつ釈迦の真正の仏骨を日本仏教界にもたらすべく奔走した。この過程でおきた様々な問題について、大隈がかなり具体的に関係者を支援していたことが明らかになっている。大隈がなぜタイと積極的に関係を築いたのか、その理由を当時の時代背景とともに読み解いていく。
備考
【ご受講に際して】
◆本講座については、休講が発生した場合の補講日を設けておりません。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆本講座については、休講が発生した場合の補講日を設けておりません。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 石濱 裕美子 |
---|---|
肩書き | 早稲田大学教授 |
プロフィール | 出身地:東京都。博士(文学)。研究分野:チベット・モンゴル・満洲の歴史と文化。主な著訳書等:『ダライ・ラマと転生』(扶桑社)、『チベットを知るための50章』(明石書店)、『世界を魅了するチベット』(明石書店)、『ダライ・ラマの仏教入門』(光文社)、『チベット仏教世界の歴史的研究』 (東方書店)など。 |