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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-09-30 / 芸術・文化 / 学内講座コード:130429

イタリア・ルネサンス美術 16世紀半ば以降のイタリア美術、ミケランジェロの影響をめぐって

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 2日(水)~10月30日(水)
講座回数
5回
時間
10:40~12:10
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
14,850円
定員
50
その他
ビジター価格 17,077円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・イタリア美術の様式の流れ(盛期ルネサンス様式からマニエリスムへ)を理解する。
・16世紀後半のフィレンツェの美術状況をミケランジェロを通して理解する。
・ヴェネツィアにおけるミケランジェロの影響を理解する。
・絵画作品に込められた複雑な意味、あるいは意図を理解する。

【講義概要】
16世紀半ばのイタリア美術の中心人物はミケランジェロであったと言っても過言ではない。美術史的にはマニエリスムの時代ということになる。この頃フィレンツェでは、それまで有力な一族であったとしても「商人」にすぎなかったメディチ家がフィレンツェ大公の地位につき、名実ともに君主となり宮廷文化の確立に着手し始める。ブロンズィーノが宮廷画家となり、パラッツォ・ヴェッキォの装飾はこの頃のフィレンツェ絵画の特徴を集約したものであろう。一方ヴェネツィアでは画家ティツィアーノが、皇帝、教皇、王侯貴族から高く評価され、ヴェネツィアの画壇に強大な影響力を持っていた。その中からティントレット、ヴェロネーゼが台頭してくる。この講義ではミケランジェロがフィレンツェやヴェネツィアの画家にどのような影響を与えたのかを解説します。またフィレンツェが確立した美術様式(マニエリスム)の技巧的で難解な様式を解説します。

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/ 2(水) システィーナ礼拝堂の天井画装飾以降のミケランジェロ(1)
第2回 2019/10/ 9(水) システィーナ礼拝堂の天井画装飾以降のミケランジェロ(2)
第3回 2019/10/16(水) 16世紀半ばのフィレンツェの美術状況?ポントルモ、ブロンズィーノ、ヴァザーリ 他
第4回 2019/10/23(水) ミケランジェロとヴェネツィア派
第5回 2019/10/30(水) 16世紀後半のヴェネツィア派

備考

【ご受講に際して】
◆本講座は、イタリア・ルネサンス美術に関して、かなり専門的な解説を行います。当初の予定どおりの展開にならないかもしれませんが、実はよく理解していただければ大体予定どおりに展開しています。
◆受講に際しては、相当に専門的であるということを留意願います。また、作品の羅列のような講義にはなりません。限られた作品を特化して解説します。そのため、有名なルネサンス絵画を眺めて楽しむということにはなりません。この点もご留意ください。
◆補講は11月6日を予定しております。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『ルネサンス・ヴェネツィア絵画』(白水社)(ISBN:978-4560080832)※ピーター・ハンフリーの著作で、高橋朋子が訳してます。この本は世界の大学で基本参考文献として取り上げられています。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 高橋 朋子
肩書き 学習院女子大学講師
プロフィール 1952年京都市生まれ。早稲田大学文学研究科、芸術学西洋美術史専攻。専門分野はルネサンス期のヴェネツィア派の絵画。現在は学習院女子大学で講師をしている。主要著書に、『ウェヌス―豊穣からエロスへ』(悠書館)、主要訳書に、ピーター・ハンフリー著『ルネサンス・ヴェネツィア絵画』(白水社)、がある。
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