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講座詳細情報

申し込み締切日:2024-02-03 / 芸術・文化 / 学内講座コード:740404

日本の伝統芸能―能を学ぶ 『源氏物語』を題材とした能〈玉葛〉

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター オンライン講座(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
2月 5日(月)~ 3月 4日(月)
講座回数
4回
時間
10:30~12:00
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
13,662円
定員
30
その他
会員受講料: 11,880円(入会金は8,000円(税込))
補足
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講座詳細

【目標】
・4回かけて、〈玉葛〉を紹介する。
・『源氏物語』は能の世界においても大切な作品で、なんとか上手く能として舞台化したいと思われていた。近江猿楽の名手犬王が演じた〈葵上〉が有名だし、本講座でも取り上げたが、世阿弥が自ら手がけた作品としては〈浮舟〉が存在する。〈玉葛〉は世阿弥の娘婿金春禅竹が、〈浮舟〉をお手本にして作った源氏能の名作である。
・長大で難解な『源氏物語』を独力で読みこなすことがなかなか困難なことは、現代も室町時代当時も同様であるが、禅竹はしっかり『源氏物語』本文を読み込み、当時の享受の仕方や解釈を反映させて、上手く夢幻能の形に仕立てている。
・禅竹が何を世阿弥に学び、どう個性を出しているか、その辺りを中心に、読み解いていきたい。

【講義概要】
『源氏物語』のなかでの玉葛十帖の位置づけをした上で、禅竹当時当時の理解の仕方について押さえておきたい。
その上で、これまで本講座では〈葵上・野宮・井筒・松風・江口・浮舟〉と、女能の系譜をたどってきたが、その系譜の中に〈玉葛〉がどう位置づけられるのかを確認する。また世阿弥の〈浮舟〉を下敷きにしているので、何を世阿弥から受け取りどう新しくしているかについて分析していきたい。また室町前中期には、『源氏物語』がどのように読まれていたのか、親しまれていたのかということに関しても、言及したい。現代からすると『源氏物語』は1000年も前の物語だが、禅竹時代からはたった400年ほどの隔たりでしかないのである。

【各回の講義予定】
第1回 2024/ 2/ 5(月) 〈玉葛〉(1) 源氏能の系譜
第2回 2024/ 2/19(月) 〈玉葛〉(2) 前場前半
第3回 2024/ 2/26(月) 〈玉葛〉(3) 前場後半
第4回 2024/ 3/ 4(月) 〈玉葛〉(4) 後場 まとめ

備考

【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は、3月11日(月)を予定しております。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30 までに公開します。インターネット上で 1 週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動
画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)


※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 三宅 晶子
肩書き 奈良大学教授
プロフィール 1953年愛知県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。博士(文学)。専門は中世日本文学(特に能楽)。著書に『世阿弥は天才である』(草思社)、『歌舞能の確立と展開』・『歌舞能の系譜』(ぺりかん社)、編著書『もう一度読みたい日本の古典文学』(勉誠出版)などがある。『対訳で楽しむ能』(檜書店)刊行中。
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