大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・安土・桃山時代から明治期を中心とした少し難しめの古文書を読めるようにするのが目標です。
・すでに初級程度の学習を終えている方が対象です。

【講義概要】
講義の進め方は、毎回配布するテキストを学習します。テキストには、古文書の写真と翻刻した文章および簡単な解説を載せています。まず、古文書の写真をプロジェクターで投影した画面を使って、文字の形・用語・内容の説明を行います。一通りの解説が終わった後、みなさんに古文書の写真を見ながら翻刻文を書いていただきます。これは、原稿用紙(テキストに印刷されています)にくずし字を活字化した文章を書く作業です。分からない文字は、テキストに掲載している翻刻文を見ても構いませんので難しくはありません。その間、講師は机間巡視をして、みなさんからの個別の質問(授業中の分からなかった点や聞き逃した点など)に、丁寧に説明を加えます。このような形で学習を進めていきます。

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/ 5(土) 古文書の基礎知識復習(1)
第2回 2019/10/12(土) 古文書の基礎知識復習(2)
第3回 2019/10/19(土) さまざまな古文書を読む(1)
第4回 2019/10/26(土) さまざまな古文書を読む(2)
第5回 2019/11/ 9(土) さまざまな古文書を読む(3)
第6回 2019/11/16(土) さまざまな古文書を読む(4)
第7回 2019/11/23(土) さまざまな古文書を読む(5)
第8回 2019/11/30(土) さまざまな古文書を読む(6)
第9回 2019/12/ 7(土) さまざまな古文書を読む(7)
第10回 2019/12/14(土) さまざまな古文書を読む(8)

【ご受講に際して】
◆児玉幸多編『くずし字用例辞典』(普及版、東京堂出版)があると便利です。他の古文書辞典をお持ちの方は、それでも結構です。
◆いつもお持ちの筆記具の他、HBくらいの鉛筆数本と消しゴムをご用意ください。シャーペンでも構いません。
◆おおよその目安として初級～中級レベルの方を対象とします。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	雲藤 等
肩書き	エクステンションセンター講師
プロフィール	1960年北海道生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程。同大学院社会科学研究科博士課程修了。博士(学術)。専門分野は日本近世・近代史。著書に『南方熊楠記憶の世界』(慧文社)、『南方熊楠と近代日本』(早稲田大学出版部)、『南方熊楠書翰』(藤原書店、共編)がある。