大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・世界でも読み親しまれてきた『源氏物語』を読み味わう。
・『源氏物語』の織り成す物語の特徴を知る。
・今日までどのように享受されてきたのか、その享受のありようもまた学ぶ。
・歌ことば、平安の儀礼、舞などの日本文化、物語と歴史との交渉を知る。
・物語の読み方を学び楽しむ。

【講義概要】
本講座は「『源氏物語』を愉しく読む・八丁堀編」から名前を新たに、『源氏物語』夕顔巻から講読します。初回に『源氏物語』全体の概要と桐壺・帚木・空蝉巻のあらすじなどを解説します。初めての方もご安心ください。これまで読みたいと思いながらためらっていらした方も、この作品が大好きな方も、ぜひ新しくご一緒に読みましょう。夕顔巻は若き主人公・光源氏の恋物語が本格的に始まるドラマチックな巻ですので、ご参加には絶好のチャンス！　夕顔との出会いと恋、もののけの登場など、能などの舞台にもなっている有名な巻です。『源氏物語』が紡ぎだす言葉を大切にしながら、わかりやすく丁寧に読み解きます。爽やかな春に楽しい学びの時間を！

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 4/ 9(火) 夕顔巻を読む
第2回 2019/ 4/16(火) 夕顔巻を読む
第3回 2019/ 4/23(火) 夕顔巻を読む
第4回 2019/ 5/ 7(火) 夕顔巻を読む
第5回 2019/ 5/14(火) 夕顔巻を読む
第6回 2019/ 5/21(火) 夕顔巻を読む
第7回 2019/ 5/28(火) 夕顔巻を読む
第8回 2019/ 6/ 4(火) 夕顔巻を読む
第9回 2019/ 6/11(火) 夕顔巻を読む
第10回 2019/ 6/18(火) 夕顔巻を読む

【ご受講に際して】
◆テキストは、『源氏物語』夕顔巻の原文が付いているものであれば、指定テキスト以外でも構いません。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『源氏物語: 桐壷・帚木・空蝉・夕顔 （第1巻） （古典セレクション）』（小学館）（ISBN:978-4093620819）あるいは『源氏物語 (一)桐壺―末摘花』（岩波文庫、ISBN：978-4003510155）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	橋本 ゆかり
肩書き	首都大学東京講師
プロフィール	東京女子大学大学院修了。名古屋大学大学院修了。博士(文学)。専門は平安文学。単著『源氏物語の〈記憶〉』(翰林書房)、共著『枕草子 創造と新生』(翰林書房)、共著『源氏物語 煌めくことばの世界II』(翰林書房)など。『源氏物語』の繊細な読み解きをする一方で、その享受にも関心を寄せその舞台についても研究。