講座詳細情報
申し込み締切日:2024-01-22 / 文学 / 学内講座コード:340102
『日本書紀』を読む 巻第十九・欽明紀(後半部)
- 開催日
- 1月24日(水)~ 3月 6日(水)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 13:10~14:40
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 17,077円
- 定員
- 36
- その他
- 会員受講料: 14,850円(入会金は8,000円(税込))
- 補足
講座詳細
【目標】
・本講座では、奈良時代に成立した最古の勅撰史書である『日本書紀』に注目し、主に文学としての観点から記事を読み解きます。
・他の文献との比較や奉斎神社の現状を通して、そこに登場する神・人物に関する理解を深めていきます。
【講義概要】
本学期は、『日本書紀』巻第十九・欽明天皇条(後半部)を中心に読み解きます。はじめに、同天皇条(前半部・中間部)を中心に、これまでの各天皇条の概要をみます。次に、講読では、記事内容の細部を踏まえつつ、漢籍の利用や、背景にある祭祀・信仰及び習俗、後世にみられる受容などを捉えることに重点を置きます。その上で、『古事記』『風土記』『三国史記』等にみる関連記事や、海外における類話、さらには現在奉斎する神社をも視野に入れつつ、『日本書紀』の持つ魅力を多角的に考えていきたいと思います。
本学期から初めて御受講なさる方も、歓迎いたします。初回時に、これまでの概要を解説いたしますので、お気軽にご受講ください。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 1/24(水) 『日本書紀』巻第十九・欽明紀(中間部)までの各天皇条の概要 / 巻第十九・欽明紀:百済王子・恵の来日、白猪屯倉の設置、出家を願う百済の王位継承者・余昌
第2回 2024/ 1/31(水) 巻第十九・欽明紀:百済王子・恵の帰還、吉備児島屯倉などの設置、百済王位を継ぐ余昌、新羅の朝貢と不満、新羅による任那侵攻、任那の滅亡、報復を誓う天皇の詔
第3回 2024/ 2/14(水) 巻第十九・欽明紀:讒言された馬飼首歌依、新羅の朝貢、亡命する鸕鷀邑の新羅人の祖、新羅征討による派兵、負け戦をよそおう新羅、河辺臣瓊缶の進軍と退却、逃亡する倭国造手彦、捕縛された河辺臣瓊缶と甘美媛
第4回 2024/ 2/28(水) 巻第十九・欽明紀:烈士・調吉士伊企儺と舅子の死、悲劇の妻・大葉子の歌謡、大伴連狭手彦の高麗征討と戦利品、亡命する埴廬の新羅人の先祖、高麗人の来朝、諸国の水害による飢饉と救援、白猪屯倉の設置と整備
第5回 2024/ 3/ 6(水) 巻第十九・欽明紀:蘇我大臣稲目宿禰の薨去、泊瀬柴籬宮への行幸、越に漂着した高麗使者、相楽館の設置、同宮からの帰還、膳臣傾子の活躍、坂田耳子郎君の新羅問責、後事を託される皇太子、崩御、陵墓、後世の受容
・本講座では、奈良時代に成立した最古の勅撰史書である『日本書紀』に注目し、主に文学としての観点から記事を読み解きます。
・他の文献との比較や奉斎神社の現状を通して、そこに登場する神・人物に関する理解を深めていきます。
【講義概要】
本学期は、『日本書紀』巻第十九・欽明天皇条(後半部)を中心に読み解きます。はじめに、同天皇条(前半部・中間部)を中心に、これまでの各天皇条の概要をみます。次に、講読では、記事内容の細部を踏まえつつ、漢籍の利用や、背景にある祭祀・信仰及び習俗、後世にみられる受容などを捉えることに重点を置きます。その上で、『古事記』『風土記』『三国史記』等にみる関連記事や、海外における類話、さらには現在奉斎する神社をも視野に入れつつ、『日本書紀』の持つ魅力を多角的に考えていきたいと思います。
本学期から初めて御受講なさる方も、歓迎いたします。初回時に、これまでの概要を解説いたしますので、お気軽にご受講ください。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 1/24(水) 『日本書紀』巻第十九・欽明紀(中間部)までの各天皇条の概要 / 巻第十九・欽明紀:百済王子・恵の来日、白猪屯倉の設置、出家を願う百済の王位継承者・余昌
第2回 2024/ 1/31(水) 巻第十九・欽明紀:百済王子・恵の帰還、吉備児島屯倉などの設置、百済王位を継ぐ余昌、新羅の朝貢と不満、新羅による任那侵攻、任那の滅亡、報復を誓う天皇の詔
第3回 2024/ 2/14(水) 巻第十九・欽明紀:讒言された馬飼首歌依、新羅の朝貢、亡命する鸕鷀邑の新羅人の祖、新羅征討による派兵、負け戦をよそおう新羅、河辺臣瓊缶の進軍と退却、逃亡する倭国造手彦、捕縛された河辺臣瓊缶と甘美媛
第4回 2024/ 2/28(水) 巻第十九・欽明紀:烈士・調吉士伊企儺と舅子の死、悲劇の妻・大葉子の歌謡、大伴連狭手彦の高麗征討と戦利品、亡命する埴廬の新羅人の先祖、高麗人の来朝、諸国の水害による飢饉と救援、白猪屯倉の設置と整備
第5回 2024/ 3/ 6(水) 巻第十九・欽明紀:蘇我大臣稲目宿禰の薨去、泊瀬柴籬宮への行幸、越に漂着した高麗使者、相楽館の設置、同宮からの帰還、膳臣傾子の活躍、坂田耳子郎君の新羅問責、後事を託される皇太子、崩御、陵墓、後世の受容
備考
【ご受講に際して】
◆2023年度秋学期講座から継続する内容を取り扱いますが、本学期から初めてご受講なさる方も歓迎いたします。初回時に、これまでの概要を解説いたしますので、お気軽にご受講ください。
【テキスト・参考図書】
テキスト
『日本書紀(三)』(岩波文庫)(ISBN:978-4003000434)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆2023年度秋学期講座から継続する内容を取り扱いますが、本学期から初めてご受講なさる方も歓迎いたします。初回時に、これまでの概要を解説いたしますので、お気軽にご受講ください。
【テキスト・参考図書】
テキスト
『日本書紀(三)』(岩波文庫)(ISBN:978-4003000434)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 小林 真美 |
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肩書き | 東京理科大学准教授、古事記学会理事 |
プロフィール | 1976年山梨県出身。2006年國學院大學大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期修了。博士(文学)。著書に『『古事記』諸本における受容と展開の研究』(単著・國學院大學大学院)、『日本書紀【歌】全注釈』(分担執筆・笠間書院)、『先代旧事本紀論』(同・花鳥社)等がある。 |