講座詳細情報
申し込み締切日:2016-06-30 / 芸術・文化 / 学内講座コード:320407
スペイン美術の巨匠たち アルタミラからピカソまで
- 開催日
- 7月 7日(木)~ 9月 8日(木)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 18,922円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 21,773円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【目標】
・スペイン美術とはどのようなものか。他のヨーロッパとの違いはどこにあるかを理解する。
・美術や絵画は、その国や風土、歴史とは無縁ではありえない、視覚表象であることを学ぶ。
・スペイン絵画の巨匠たちとその代表作を理解し、その魅力を堪能する。
【講義概要】
スペインは、ヨーロッパであってヨーロッパではない。「スペインは語るに難しい国である。」(堀田善衞)と言われるごとく、フランスとも、イタリアとも、無論イギリスとも異なる美術作品を生み出してきた。その国や民族を語るには、文学や歴史をとおしての方法もあるだろうが、絵画や建築などの視覚的な表象にこそ、もっとも直接的にその本質が顕れている。
講座では、スペインの民族や歴史の特殊性、独自性を、絵画の巨匠たちに例を取りながら考えていきましょう。具体的には、先史の闇から洞窟絵画に始まり、中世キリスト教時代の写本や壁画、エスコリアル修道院とフェリペ2世の時代、エル・グレコからベラスケスへのバロック時代、さらには近代の扉口にたつ革命児ゴヤを経由して、20世紀の体現者ピカソへといたる、表現の変貌の軌跡をたどります。
本講座は、より専門的な内容を予定した未来に向けてのプレリュード、西洋美術史へのチチェローネ(導き手)だと考えています。観て楽しく、聴いて心地よい、そんな講座になることを理想に、そう願っています。
・スペイン美術とはどのようなものか。他のヨーロッパとの違いはどこにあるかを理解する。
・美術や絵画は、その国や風土、歴史とは無縁ではありえない、視覚表象であることを学ぶ。
・スペイン絵画の巨匠たちとその代表作を理解し、その魅力を堪能する。
【講義概要】
スペインは、ヨーロッパであってヨーロッパではない。「スペインは語るに難しい国である。」(堀田善衞)と言われるごとく、フランスとも、イタリアとも、無論イギリスとも異なる美術作品を生み出してきた。その国や民族を語るには、文学や歴史をとおしての方法もあるだろうが、絵画や建築などの視覚的な表象にこそ、もっとも直接的にその本質が顕れている。
講座では、スペインの民族や歴史の特殊性、独自性を、絵画の巨匠たちに例を取りながら考えていきましょう。具体的には、先史の闇から洞窟絵画に始まり、中世キリスト教時代の写本や壁画、エスコリアル修道院とフェリペ2世の時代、エル・グレコからベラスケスへのバロック時代、さらには近代の扉口にたつ革命児ゴヤを経由して、20世紀の体現者ピカソへといたる、表現の変貌の軌跡をたどります。
本講座は、より専門的な内容を予定した未来に向けてのプレリュード、西洋美術史へのチチェローネ(導き手)だと考えています。観て楽しく、聴いて心地よい、そんな講座になることを理想に、そう願っています。
講師陣
名前 | 大髙 保二郎 |
---|---|
肩書き | 早稲田大学名誉教授 |
プロフィール | 1945年、香川県生まれ。早稲田大学大学院、マドリード大学大学院博士課程に学ぶ。跡見学園女子大学、上智大学外国語学部を経て、早稲田大学文学学術院教授。スペイン美術史専攻。著書:『ベラスケス』(中央公論社)、『ピカソ美術館 戦争と平和』(集英社)、『NHK プラド美術館』(共著)、『エル・グレコ』(朝日新聞社)、『ゴヤ』(小学館)、報告書『ベラスケスとスペイン宮廷画家の総合的研究』(科研12610064)、共・訳書:ファブレ『不滅のピカソ』(平凡社)、ガッシエ『ゴヤ全素描』、『ゴヤの手紙』、(以上、岩波書店)ほか。 |