大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・日本人の心の歴史に対する理解を深める。
・詩歌を正しく解釈する力を身につける。

【講義概要】
良寛（1758-1831）とまど・みちお（1909-2014）は、それぞれが生きた時代、社会、境遇の大きな違いにもかかわらず、ともに日本的霊性（日本人の心のふるさと）を象徴し体現する詩人として、今も多くの人びとに親しまれ、愛されています。ふたりの生涯をたどり、とりわけ彼らの詩歌を鑑賞することを通じて、両者がそれぞれの仕方で〈この宇宙をともに生きる喜び〉をひたすら追求し、その喜びを純粋に生きようとしたことを明らかにするとともに、そうしたふたりの時代を超える深い親近性に注目し、その普遍的な意味を考えてみたいと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2024/ 2/ 6(火) 良寛（一）生涯と詩歌
第2回 2024/ 2/13(火) 良寛（二）詩歌のなかの宇宙
第3回 2024/ 2/20(火) まど・みちお（一）生涯と詩
第4回 2024/ 2/27(火) まど・みちお（二）詩のなかの宇宙

【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は3月5日(火)を予定しています。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	武藤 剛史
肩書き	共立女子大学名誉教授
プロフィール	フランス文学者。共立女子大学名誉教授。専門分野は近代および現代フランス文学(特にマルセル・プルースト、サン=テグジュペリ、ジョルジュ・ベルナノス)。主要著作として『プルースト 瞬間と永遠』(洋泉社)、『心はどこに在るか』(水声社)、『サン=テグジュペリの世界』(講談社選書メチエ)など、音楽・美術・キリスト教関係の訳書も多数ある。