講座詳細情報
申し込み締切日:2015-07-02 / 日本史 / 学内講座コード:221110
明治の歴史 III
- 開催日
- 7月 9日(木)~ 9月 3日(木)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 19,848円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 22,699円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【目標】
明治の政治史を中心に学習する講座です。近代日本の国制である明治憲法体制の成立にいたる歴史的過程を、近代立憲主義思想の思想的深化のありようと大日本帝国憲法発布にいたる実際の政治状況とを関連させつつ検討することを通じて、その歴史的意義について考えたいと思います。そこでは、西洋化という意味での近代化の方向性を基柢にすえながらも、日本の伝統に根付いたさまざまな取組みが展開されました。その苦闘の実態に迫ります。
【講義概要】
対象時期は、春学期を受け継ぎます。具体的には、大隈重信が政府から排除され明治国家の基本方針が確定する明治十四年政変(1881年)の前後から、内閣制度の創設、大日本帝国憲法制定(1889年)前後までを対象とします。まずはこの時期の政府に対抗する自由民権運動の動向を一人の民権運動家を通じて概観します。ついで明治国家の統治機構にして最高国家意思決定機関でもあった太政官制の矛盾が深まるなか、あらたな統治機構としての内閣制度が構想・実現されていく過程を中心に検討していきます。
明治の政治史を中心に学習する講座です。近代日本の国制である明治憲法体制の成立にいたる歴史的過程を、近代立憲主義思想の思想的深化のありようと大日本帝国憲法発布にいたる実際の政治状況とを関連させつつ検討することを通じて、その歴史的意義について考えたいと思います。そこでは、西洋化という意味での近代化の方向性を基柢にすえながらも、日本の伝統に根付いたさまざまな取組みが展開されました。その苦闘の実態に迫ります。
【講義概要】
対象時期は、春学期を受け継ぎます。具体的には、大隈重信が政府から排除され明治国家の基本方針が確定する明治十四年政変(1881年)の前後から、内閣制度の創設、大日本帝国憲法制定(1889年)前後までを対象とします。まずはこの時期の政府に対抗する自由民権運動の動向を一人の民権運動家を通じて概観します。ついで明治国家の統治機構にして最高国家意思決定機関でもあった太政官制の矛盾が深まるなか、あらたな統治機構としての内閣制度が構想・実現されていく過程を中心に検討していきます。
講師陣
名前 | 大庭 邦彦 |
---|---|
肩書き | 聖徳大学教授 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、聖徳大学文学部教授。幕末・維新期から明治期前半の政治史を中心に研究している。著書に『父より慶喜殿へ 水戸斉昭一橋慶喜宛書簡集』(集英社)、『徳川慶喜と幕末・明治』(日本放送出版協会)ほかがある。 |