講座詳細情報
申し込み締切日:2012-10-01 / 日本史:政治:その他教養 / 学内講座コード:830117
徳川慶喜と幕末・維新
- 開催日
- 10/02~12/04(火)
- 講座回数
- 10
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 23,000円
- 定員
- -
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
歴史とはつねに「勝者」の歴史である。
わたし達がこれまで学んできた幕末・維新史も、「勝者」である薩長を中心として記述されてきたものであった。そのために忘却の彼方に置き去りにされ、記憶の痕跡にほとんど形を残していない事実も多い。
現在から見ると、そうしたもののなかにも、これからわたし達が生きて行くうえで重要な教訓を引き出せるものもあるのではないか。
幕末・維新史を、いわば「敗者」の側から見直すことによって、新たな幕末・維新史像を描き得る可能性を探ってみたい。
徳川慶喜は、最後の将軍として260年余りにわたって続いた徳川幕府の幕引きを行なった人物である。将軍在職期間は1年に満たないが、幼少期から将来を嘱望され、のちに将軍後見職・禁裏守衛総督・征夷大将軍として幕末政治史の表舞台に立ち続けた。
本講義は慶喜の政治行動を中心に据えながら、幕末の政治状況について検討していく。
具体的には、御三卿の一つである一橋家を継承するところから、安政の大獄、八・一八政変、禁門の変、長州戦争などといった幕末の重要な政治的諸事件をとりあげつつ幕末史を再構成する。
同時に、引退後自らをほとんど語ることなく「趣味人」に徹して生き抜いた明治時代の慶喜についても取り上げたいと考えている。
第1回 父・水戸斉昭の「帝王学」
第2回 一橋家の継承とふたりの父
第3回 将軍継嗣問題と安政の大獄
第4回 慶喜・慶永政権の成立と文久の改革
第5回 獅子奮迅の禁裏守衛総督
第6回 「徳信院宛慶喜書簡」に幕末社会を読む
第7回 征夷大将軍就任と「慶応の改革」
第8回 大政奉還から王政復古クーデターへ
第9回 徳川政権の生き残りと戊辰戦争
第10回 「安穏」の日々−慶喜にとっての明治−
わたし達がこれまで学んできた幕末・維新史も、「勝者」である薩長を中心として記述されてきたものであった。そのために忘却の彼方に置き去りにされ、記憶の痕跡にほとんど形を残していない事実も多い。
現在から見ると、そうしたもののなかにも、これからわたし達が生きて行くうえで重要な教訓を引き出せるものもあるのではないか。
幕末・維新史を、いわば「敗者」の側から見直すことによって、新たな幕末・維新史像を描き得る可能性を探ってみたい。
徳川慶喜は、最後の将軍として260年余りにわたって続いた徳川幕府の幕引きを行なった人物である。将軍在職期間は1年に満たないが、幼少期から将来を嘱望され、のちに将軍後見職・禁裏守衛総督・征夷大将軍として幕末政治史の表舞台に立ち続けた。
本講義は慶喜の政治行動を中心に据えながら、幕末の政治状況について検討していく。
具体的には、御三卿の一つである一橋家を継承するところから、安政の大獄、八・一八政変、禁門の変、長州戦争などといった幕末の重要な政治的諸事件をとりあげつつ幕末史を再構成する。
同時に、引退後自らをほとんど語ることなく「趣味人」に徹して生き抜いた明治時代の慶喜についても取り上げたいと考えている。
第1回 父・水戸斉昭の「帝王学」
第2回 一橋家の継承とふたりの父
第3回 将軍継嗣問題と安政の大獄
第4回 慶喜・慶永政権の成立と文久の改革
第5回 獅子奮迅の禁裏守衛総督
第6回 「徳信院宛慶喜書簡」に幕末社会を読む
第7回 征夷大将軍就任と「慶応の改革」
第8回 大政奉還から王政復古クーデターへ
第9回 徳川政権の生き残りと戊辰戦争
第10回 「安穏」の日々−慶喜にとっての明治−
備考
-
講師陣
名前 | 大庭 邦彦 |
---|---|
肩書き | 聖徳大学教授 |
プロフィール | - |