大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・有毒植物についての理解を深める。
・有毒植物の誤食を避けるためのワザと知識を習得する。
・有毒生物の奥深い世界を楽しむ。

【講義概要】
有毒植物は身近な存在です。庭や公園、道ばたなどにふつうに生えていますし、家の中の観葉植物にも有毒なものがあります。中でも山菜や作物と似た有毒植物は危険で、毎年のように誤食による中毒事故が起きています。この講座では、植物学の基礎知識を交えながら、さまざまな有毒植物について紹介します。また毒のある動物やキノコを含めて、より広く毒のある生物について考えていきます。さらに毒が薬になる例や、毒をもつ生物の進化や多様性についても解説します。全体を通じて、有毒植物による食中毒から身を守るのに役立つ情報とともに、毒のある生物の奥深い世界へご案内します。

【各回の講義予定】
第1回 2024/ 1/11(木) 有毒植物の基礎知識
第2回 2024/ 1/18(木) 危険な有毒植物 その1
第3回 2024/ 2/ 1(木) 危険な有毒植物 その2
第4回 2024/ 2/15(木) 毒のある動物の科学
第5回 2024/ 2/29(木) 毒の利用と進化

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	保谷 彰彦
肩書き	植物学者、文筆家、たんぽぽ工房代表
プロフィール	東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。専門は植物 (主にタンポポ) の進化や生態。農業環境技術研究所、国立科学博物館でのタンポポ研究を経て、企画と執筆の「たんぽぽ工房」を設立。本の執筆を中心に、科学雑誌への寄稿、大学での講義、草花散歩会などを行う。主な著書は『ヤバすぎ!!! 有毒植物・危険植物図鑑』『有毒! 注意! 危険植物大図鑑』(共にあかね書房)、『ワザあり! 雑草の生き残り大作戦』(誠文堂新光社)、『生きもの毛事典』『タンポポハンドブック』（共に文一総合出版）、『わたしのタンポポ研究』(さ・え・ら書房)など。中学校教科書『新しい国語1』(東京書籍)に「私のタンポポ研究」掲載。