講座詳細情報
申し込み締切日:2024-02-04 / 文学 / 学内講座コード:140102
『大和物語』を読む
- 開催日
- 2月 6日(火)~ 2月27日(火)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 13:10~14:40
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 13,662円
- 定員
- 30
- その他
- 会員受講料: 11,880円(入会金は8,000円(税込))
- 補足
講座詳細
【目標】
・『大和物語』(十世紀半ばに成立した歌物語)に描かれたエピソードを読み味わい、和歌を鑑賞することを通して、平安時代の人々の思いや「あはれ」を解する心にふれる。
・先行する歌物語『伊勢物語』との違いに目を向ける。
・和歌の修辞について理解を深める。
【講義概要】
『大和物語』は170段余りの章段から成る歌物語ですが、先に成立した『伊勢物語』とは異なり、統一的な主人公をもちません。上は天皇(上皇)・后妃・摂関から、下は地方の名もない庶民で生活に困窮する人々や遊女に至るまでの様々な階級の人々のエピソードが、別離・悲恋・官位の停滞など、人生の哀切な体験と共につづられています。また、後半部には、蘆刈伝説や姨捨山伝説などのなじみ深い説話も含まれています。今回の講座では、主として作品後半部から著名な段を取り上げ、『大和物語』の魅力をご紹介したいと思っています。
※2023年度夏学期の続きですが、新たに受講される場合も支障はありません。
※2018年度夏講座と重なる内容です。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 2/ 6(火) 宮廷の恋
第2回 2024/ 2/13(火) 験者(僧侶)の恋。歌人平中と女性たち。
第3回 2024/ 2/20(火) 地方の伝承。
第4回 2024/ 2/27(火) 地方の伝承・他作品との関係など。
・『大和物語』(十世紀半ばに成立した歌物語)に描かれたエピソードを読み味わい、和歌を鑑賞することを通して、平安時代の人々の思いや「あはれ」を解する心にふれる。
・先行する歌物語『伊勢物語』との違いに目を向ける。
・和歌の修辞について理解を深める。
【講義概要】
『大和物語』は170段余りの章段から成る歌物語ですが、先に成立した『伊勢物語』とは異なり、統一的な主人公をもちません。上は天皇(上皇)・后妃・摂関から、下は地方の名もない庶民で生活に困窮する人々や遊女に至るまでの様々な階級の人々のエピソードが、別離・悲恋・官位の停滞など、人生の哀切な体験と共につづられています。また、後半部には、蘆刈伝説や姨捨山伝説などのなじみ深い説話も含まれています。今回の講座では、主として作品後半部から著名な段を取り上げ、『大和物語』の魅力をご紹介したいと思っています。
※2023年度夏学期の続きですが、新たに受講される場合も支障はありません。
※2018年度夏講座と重なる内容です。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 2/ 6(火) 宮廷の恋
第2回 2024/ 2/13(火) 験者(僧侶)の恋。歌人平中と女性たち。
第3回 2024/ 2/20(火) 地方の伝承。
第4回 2024/ 2/27(火) 地方の伝承・他作品との関係など。
備考
【ご受講に際して】
◆初回―61段(テキスト51頁末)から。
◆テキストは以下に指定しましたが、『大和物語』の原文が全章段掲載されているものであれば、他のものでもかまいません。
◆休講が発生した場合の補講は、3月5日(火)を予定しています。
【テキスト・参考図書】
テキスト
『校注 大和物語』(新典社)(ISBN:978-4787908056)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆初回―61段(テキスト51頁末)から。
◆テキストは以下に指定しましたが、『大和物語』の原文が全章段掲載されているものであれば、他のものでもかまいません。
◆休講が発生した場合の補講は、3月5日(火)を予定しています。
【テキスト・参考図書】
テキスト
『校注 大和物語』(新典社)(ISBN:978-4787908056)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 田畑 千恵子 |
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肩書き | 元早稲田大学講師 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得。専門分野は平安時代の散文(『枕草子』・日記文学)。早稲田大学及び複数の大学で学部生の指導を担当してきた。主要論文「枕草子『かへる年の二月二十余日』の段の位相」(『日本文学研究資料新集 四』有精堂)、「枕草子日記的章段の方法」(『中古文学』36号)など。 |