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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-11-23 / 日本史 / 学内講座コード:230251

海外交流の歴史と日本文化―先史時代から江戸時代まで

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
11月25日(土)~12月16日(土)
講座回数
4回
時間
15:05~16:35
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
13,662円
定員
30
その他
会員受講料: 11,880円(入会金は8,000円(税込))
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・日本の独自性や固有性が強調されがちな日本文化が、先史時代以来の海外との交流により形成されたことを理解して、日本文化の特色を考える。
・我々、日本人の現在の衣食が、古代以来のアジアとの交流や、ヨーロッパの大航海によって世界からもたらされた文物の大きな影響により形成されたことを理解する。
・日本の伝統文化、―茶・花・香や、能・狂言、文楽(人形浄瑠璃)、歌舞伎等―が、中国大陸・朝鮮半島との古代以来の交流により形成されたことを理解する。
・日本人の死生観や他界観(地獄・極楽思想)と関わる仏教や年中行事が中国大陸を起源として、日本独自の文化へと変容し、継承されてきたことを理解する。
・明治時代以前は独立した「琉球国」であった沖縄・奄美地域の女性祭祀等、現在に継承される独自の信仰文化を理解し、日本列島内の多様性を理解する。

【講義概要】
日本の衣食などの生活、仏教をはじめとする信仰、能狂言・歌舞伎や茶・花・香などの伝統文化が、先史時代以来、江戸時代までの各時代の海外との交流によりもたらされた文物により形成されたことを講義する。
先史時代~古代・中世まで、日本と交流を持ったのは主に中国大陸・朝鮮半島である。これらの諸国とは、友好的な交流だけでなく、元朝=蒙古からの襲来、あるいは豊臣秀吉の朝鮮出兵に代表されるような戦闘の歴史を有している。こうした歴史も日本文化に影響を与えたことを視野に入れて、先史時代以来、長期にわたる海外との交流により日本列島に形成された文化をテーマに、日本の現在の生活や信仰、芸術文化について考えてゆく。

【各回の講義予定】
第1回 2023/11/25(土) 稲作の伝来と四季の感覚、護国の祈りと仏教文化
第2回 2023/12/ 2(土) 古代・中世の中国大陸・朝鮮半島との交流・戦闘と日本文化
第3回 2023/12/ 9(土) 琉球国と明清貿易により伝えられた文化、琉球地域の女性祭祀
第4回 2023/12/16(土) 中近世、ヨーロッパの宗教改革と世界進出、日清・日蘭貿易と信仰と生活文化

備考

【ご受講に際して】
◆事前に『日本の民俗宗教』 (ちくま新書)(ISBN:978-4480072603)をお読みいただくと理解が進みます。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 松尾 恒一
肩書き 国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授、千葉大学大学院客員教授
プロフィール 1963年、東京生まれ。著書『日本の民俗宗教』(筑摩書房、2019年)、 『日本の祭り 大図鑑』全4巻(ミネルヴァ書房、2015年)、編著『東アジアの宗教文化 越境と変容』(岩田書院、2014年)等、他論文多数。日本の民俗文化史を研究テーマとし、日本各地のほか、東・東南アジアにおけるフィールドワークを行い、アジア・欧米のアジア研究の研究者との共同研究を行っている。論文『清代海商の航海と媽祖信仰、歴史と伝承』により、福建省中華媽祖文化交流協会・第三回論文国際コンテスト(2020年)の優秀論文賞受賞。
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