講座詳細情報
申し込み締切日:2023-10-01 / 文学 / 学内講座コード:130159
現代日本の文学に現れた空間の意識
- 開催日
- 10月 3日(火)~12月 5日(火)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 15:05~16:35
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 34,155円
- 定員
- 30
- その他
- 会員受講料: 29,700円(入会金は8,000円(税込))
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・近代という時代の変化が、産業構造や社会意識の変化だけでなく、芸術にも変化を促したことを具体的に見る。
・上記の変化は、西欧だけでなく日本においても否応なしに、そして圧縮されて作用したことを知る。
【講義概要】
近代という時代に、変化は資本主義経済の発達、デモクラシーの出現、教会など絶対的な権威の消滅などの形を取って実現されました。この変化はまた、現実に先立つようにして芸術の上に、反復や重複、贋物性、またとりわけ空間意識の変化として現れました。この後者の現れがどんなふうであったかを、日本の現代文学から出発し、西欧近代の経験を参照して最後にもう一度日本の文学に戻る――絵画、演劇、写真、映画などのできるだけ多様なジャンルを経て――という経路で検討します。
【各回の講義予定】
第1回 2023/10/ 3(火) テキストの外から、そしてテキストの外へ
第2回 2023/10/10(火) 写真の不思議
第3回 2023/10/17(火) マネをめぐる二つの考察
第4回 2023/10/24(火) 小説という冒険
第5回 2023/10/31(火) 映像の誘惑
第6回 2023/11/ 7(火) 我々の時代と社会で
第7回 2023/11/14(火) 水の誘惑
第8回 2023/11/21(火) 彷徨う舞台
第9回 2023/11/28(火) 風景の変成
第10回 2023/12/ 5(火) 揺れ動く言語空間
・近代という時代の変化が、産業構造や社会意識の変化だけでなく、芸術にも変化を促したことを具体的に見る。
・上記の変化は、西欧だけでなく日本においても否応なしに、そして圧縮されて作用したことを知る。
【講義概要】
近代という時代に、変化は資本主義経済の発達、デモクラシーの出現、教会など絶対的な権威の消滅などの形を取って実現されました。この変化はまた、現実に先立つようにして芸術の上に、反復や重複、贋物性、またとりわけ空間意識の変化として現れました。この後者の現れがどんなふうであったかを、日本の現代文学から出発し、西欧近代の経験を参照して最後にもう一度日本の文学に戻る――絵画、演劇、写真、映画などのできるだけ多様なジャンルを経て――という経路で検討します。
【各回の講義予定】
第1回 2023/10/ 3(火) テキストの外から、そしてテキストの外へ
第2回 2023/10/10(火) 写真の不思議
第3回 2023/10/17(火) マネをめぐる二つの考察
第4回 2023/10/24(火) 小説という冒険
第5回 2023/10/31(火) 映像の誘惑
第6回 2023/11/ 7(火) 我々の時代と社会で
第7回 2023/11/14(火) 水の誘惑
第8回 2023/11/21(火) 彷徨う舞台
第9回 2023/11/28(火) 風景の変成
第10回 2023/12/ 5(火) 揺れ動く言語空間
備考
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 吉田 裕 |
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肩書き | 早稲田大学名誉教授 |
プロフィール | 2020年3月まで早稲田大学法学部で、フランス語、文学論などを担当。日本とフランスの近代文学・思想を主な関心対象としてきた。日本文学については、『吉本隆明とブランショ』(弓立社、1981年)、『幻想生成論』(大和書房、1988年)、また『詩的行為論』(日本の近代作家論、書肆山田、2018年)、がある。フランス文学に関しては、『バタイユ―聖なるものから現在へ』(名古屋大学出版会、2012年)、『洞窟の経験』(共編著、ラスコー洞窟に関わった作家たちについての論考集、水声社、2020年)がある。現在は1960年代以降の日本文学論を準備中。 |