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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-07-03 / 芸術・文化 / 学内講座コード:720461

西洋美術におけるテクストとイメージ

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター オンライン講座(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
7月 5日(水)~ 8月 9日(水)
講座回数
6回
時間
10:30~12:00
講座区分
その他 
入学金
 - 
受講料
20,493円
定員
30
その他
会員受講料: 17,820円(入会金は8,000円(税込))
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・西洋文化におけるイメージとテクストの関係、またその歴史的変遷を理解することをめざします。
・古代、中世、ルネサンスを中心に、美術作品と文字伝承との多様な関係をめぐる理解を深めます。

【講義概要】
西洋美術におけるテクストとイメージの問題を複数の視点から論じます。第一の視点としては、古代ギリシアの詩人シモニデスの言葉とされる「絵は黙せる詩、詩は語る絵」、あるいは古代ローマの詩人ホラティウスのいう「詩は絵のごとく(ut pictura poesis)」という表現に代表される詩と絵との関係を、「エクフラシス(美術作品の言葉による記述)」に注目して考察します。第二の視点は、キリスト教における聖像譚を取り上げ、テクストとイメージとの関係を考えるものです。第三の視点は、世俗文学とイメージの関係を考察するもので、ペトラルカの詩の伝統やルネサンス期の女性論に照らして同時代の女性の肖像を分析します。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 7/ 5(水) Ⅰ 詩は絵のごとく(1) 古代に遡るエクフラシスの伝統と歴史:フィロストラトス『エイコーネス」を例に
第2回 2023/ 7/12(水) Ⅰ 詩は絵のごとく(2) ルネサンスの芸術家の自己形成 : 古代画家アペレースのひそみに倣って
第3回 2023/ 7/19(水) Ⅱ キリスト教におけるイメージとテクスト ルッカのヴォルト・サント(聖顔)伝説(1)
第4回 2023/ 7/26(水) Ⅱ キリスト教におけるイメージとテクスト ルッカのヴォルト・サント(聖顔)伝説(2)
第5回 2023/ 8/ 2(水) Ⅲ 世俗文学とイメージ ペトラルカのラウラを求めて :ルネサンスの「女性論」と肖像(1)
第6回 2023/ 8/ 9(水) Ⅲ 世俗文学とイメージ ペトラルカのラウラを求めて :ルネサンスの「女性論」と肖像(2)

備考

【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は、8月23日(水)を予定しています。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 水野 千依
肩書き 青山学院大学教授
プロフィール 博士(人間・環境、京都大学)。専門分野は、イタリア中世・ルネサンス美術史。京都造形芸術大学を経て現職。主著:『イメージの地層 ― ルネサンスの図像文化における奇跡・分身・予言』(名古屋大学出版会)、『キリストの顔 ― イメージ人類学序説』(筑摩選書)、『聖性の物質性』(三元社、共編著)など。訳書:G・ディディ=ユベルマン『残存するイメージ』(人文書院、共訳)、C・セヴェーリ『キマイラの原理』(白水社)など。
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