講座詳細情報
申し込み締切日:2023-04-06 / 自然科学・環境 / 学内講座コード:710726
危機に立ち向かうために歴史に学ぶー気候適応の日本史
- 開催日
- 4月 8日(土)~ 6月24日(土)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 20,493円
- 定員
- 30
- その他
- 会員受講料: 17,820円(入会金は8,000円(税込))
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【目標】
・人間社会が気候や環境の変動に脆弱である真の意味を理解する。
・日本史と気候変動の関係についての最新の研究成果を見聞する。
・現在の諸問題の解決に歴史の知見を役立てる方法論を習得する。
【講義概要】
ウクライナ危機はなぜ起きたのか。日本社会は失われた30年からなぜ立ち直れないのか。歴史に学ぶことで、人間社会にあらわれるこのような危機の根本的原因を理解して、その予防や治療の処方箋を書くために、本講座ではまず、最新の高時間分解能の古気候データを、過去3千年間の日本史の史資料と丁寧に対比することで、過去の人ーが気候変動という危機への適応に、いかに成功あるいは失敗してきたかを時代毎に詳細に跡付ける。それにより、過去と現代のさまざまな危機の間には、数十年スケールで起きる生産力の変動に対する人間社会の適応の困難性という共通の原因があり、その知見を現代社会の問題の解決に役立てられることを明らかにする。
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 4/ 8(土) プロローグ:気候と歴史の新しい関係(数十年周期変動の発見)
第2回 2023/ 4/22(土) 酸素同位体比年輪年代法ー新しい古気候復元法
第3回 2023/ 5/13(土) 先史・古代史を気候変動から読みなおす
第4回 2023/ 5/27(土) 中世史を気候変動から読みなおす
第5回 2023/ 6/10(土) 近世・近代史を気候変動から読みなおす
第6回 2023/ 6/24(土) エピローグ:現代から未来への挑戦(数十年周期変動の克服)
・人間社会が気候や環境の変動に脆弱である真の意味を理解する。
・日本史と気候変動の関係についての最新の研究成果を見聞する。
・現在の諸問題の解決に歴史の知見を役立てる方法論を習得する。
【講義概要】
ウクライナ危機はなぜ起きたのか。日本社会は失われた30年からなぜ立ち直れないのか。歴史に学ぶことで、人間社会にあらわれるこのような危機の根本的原因を理解して、その予防や治療の処方箋を書くために、本講座ではまず、最新の高時間分解能の古気候データを、過去3千年間の日本史の史資料と丁寧に対比することで、過去の人ーが気候変動という危機への適応に、いかに成功あるいは失敗してきたかを時代毎に詳細に跡付ける。それにより、過去と現代のさまざまな危機の間には、数十年スケールで起きる生産力の変動に対する人間社会の適応の困難性という共通の原因があり、その知見を現代社会の問題の解決に役立てられることを明らかにする。
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 4/ 8(土) プロローグ:気候と歴史の新しい関係(数十年周期変動の発見)
第2回 2023/ 4/22(土) 酸素同位体比年輪年代法ー新しい古気候復元法
第3回 2023/ 5/13(土) 先史・古代史を気候変動から読みなおす
第4回 2023/ 5/27(土) 中世史を気候変動から読みなおす
第5回 2023/ 6/10(土) 近世・近代史を気候変動から読みなおす
第6回 2023/ 6/24(土) エピローグ:現代から未来への挑戦(数十年周期変動の克服)
備考
【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は、7月1日(土)を予定しています。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌ー日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆休講が発生した場合の補講は、7月1日(土)を予定しています。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌ー日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 中塚 武 |
---|---|
肩書き | 名古屋大学大学院環境学研究科教授 |
プロフィール | 1991年名古屋大学大学院理学研究科単位取得退学。博士(理学)。各地の大学・研究所での勤務を経て、2018年から現職。炭素や窒素の同位体をトレーサーとした海洋や森林の物質循環・環境変動の研究の後、樹木年輪セルロースの酸素同位体比を使った高時間分解能の気候復元データを日本史や世界史の新しい解析に活かすプロジェクト研究を推進してきた。著書に『気候変動から読みなおす日本史(全6巻)』(2020ー21 臨川書店)、『酸素同位体比年輪年代法』(2021 同成社)、『気候適応の日本史』(2022 吉川弘文館)等がある。地球化学研究協会「三宅賞」、第四紀学会学術賞、古代歴史文化賞優秀作品賞など、受賞多数。 |