講座詳細情報
申し込み締切日:2023-05-29 / 日本史 / 学内講座コード:310201
考古天文学から見る古代思想 遺構に刻まれた天体軌道
- 開催日
- 5月31日(水)~ 6月14日(水)
- 講座回数
- 3回
- 時間
- 15:05~16:35
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 10,246円
- 定員
- 24
- その他
- 会員受講料: 8,910円(入会金は8,000円(税込))
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・考古天文学の基本的な考えかたを理解する。
・自然暦と太陰太陽暦の成り立ちに触れる.
・日本の先史時代遺跡と過去の天体景観との関係を理解する。
【講義概要】
本講義では日本における考古天文学の現在と今後を紹介する。戦後の日本考古学や古代史学は、記紀神話を研究対象から排除したことや、分析法が未確立だったこともあり、考古天文学に関心が向けられることはなかった。太陽との関係を論じた数少ない研究にも排除の姿勢で臨んできた。しかし現在の情報処理技術は、祭祀に関わる遺構や前方後円(方)墳の軸線と過去の天体運行との関係を高精度で再現することが可能となり、事態は変化している。現在の日本では、この分野の研究がどこまで進んでいるのか。今後の方向性とはどのようなものか。これら諸点を紹介する。
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 5/31(水) 考古天文学の歴史と戦後の日本考古学
第2回 2023/ 6/ 7(水) 先史社会における冬至の祭りと月信仰
第3回 2023/ 6/14(水) 弥生終末期の暦を考える
・考古天文学の基本的な考えかたを理解する。
・自然暦と太陰太陽暦の成り立ちに触れる.
・日本の先史時代遺跡と過去の天体景観との関係を理解する。
【講義概要】
本講義では日本における考古天文学の現在と今後を紹介する。戦後の日本考古学や古代史学は、記紀神話を研究対象から排除したことや、分析法が未確立だったこともあり、考古天文学に関心が向けられることはなかった。太陽との関係を論じた数少ない研究にも排除の姿勢で臨んできた。しかし現在の情報処理技術は、祭祀に関わる遺構や前方後円(方)墳の軸線と過去の天体運行との関係を高精度で再現することが可能となり、事態は変化している。現在の日本では、この分野の研究がどこまで進んでいるのか。今後の方向性とはどのようなものか。これら諸点を紹介する。
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 5/31(水) 考古天文学の歴史と戦後の日本考古学
第2回 2023/ 6/ 7(水) 先史社会における冬至の祭りと月信仰
第3回 2023/ 6/14(水) 弥生終末期の暦を考える
備考
【ご受講に際して】
◆参考図書:北條芳隆著『 古墳の方位と太陽』(同成社、2017年)や、後藤明著『天文の考古学』(同成社、2017)を事前にお読み頂くとより理解が深まります。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆参考図書:北條芳隆著『 古墳の方位と太陽』(同成社、2017年)や、後藤明著『天文の考古学』(同成社、2017)を事前にお読み頂くとより理解が深まります。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 北條 芳隆 |
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肩書き | 東海大学教授 |
プロフィール | 長野県生まれ。1992年から2002年まで徳島大学埋蔵文化財調査室に勤務。2002年から東海大学に勤務し2007年から現職。共著に『古墳時代像を見なおす』(青木書店)、編著に『考古学講義』(ちくま新書)、単著に『古墳の方位と太陽』(同成社)がある。 |