大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・宇宙全体の姿はどういうものなのか、その先にはなにがありそうなのかについて、現在までに分かっている科学的な描像を学ぶ
・宇宙を理解するのに使われている物理学的な考え方の基礎を数式を使わず理解する

【講義概要】
宇宙全体の姿はどういうものなのか、宇宙はどのようにして存在しているのか、また、観測できる宇宙の先には何がありそうなのか、など、人間にとって根本的な疑問について、物理学に基づいた現代科学がどこまで明らかにしているのかの概要を全6回でお話しします。物理学といっても数式による説明はせず、その基本的な考え方を紹介するにとどめ、そこからどのように宇宙を理解することができるのかという考え方を学びます。そして、最先端の研究において明らかになっている宇宙の姿について紹介し、さらには、まだ科学的には十分明らかになっていない未知の宇宙がどうなっていそうなのかについても触れていきます。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 5/20(土) 宇宙を支配する物理の法則：古典力学と電磁気学
第2回 2023/ 5/27(土) 宇宙を支配する物理の法則：量子論と相対論
第3回 2023/ 6/ 3(土) 宇宙像の広がり
第4回 2023/ 6/10(土) 宇宙の誕生から終焉まで
第5回 2023/ 6/17(土) 宇宙のかたちを測る
第6回 2023/ 6/24(土) 宇宙の外側には何があるのか

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	松原 隆彦
肩書き	高エネルギー加速器研究機構教授
プロフィール	高エネルギー加速器研究機構、素粒子原子核研究所・教授.博士(理学)。京都大学理学部卒業。広島大学大学院博士課程修了。東京大学、ジョンズホプキンス大学、名古屋大学などを経て現職。主な研究分野は宇宙論。日本天文学会第17回林忠四郎賞受賞。著書は『現代宇宙論』『宇宙論の物理 上・下』(東京大学出版会)、『宇宙に外側はあるか』『宇宙のかたち』(光文社新書)、『宇宙の誕生と終焉』『私たちは時空を超えられるか』(SBクリエイティブ)、『文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る』(山と渓谷社)、『なぜか宇宙はちょうどいい ーこの世界を創った奇跡のパラメータ22』(誠文堂新光社)など多数。