講座詳細情報
申し込み締切日:2023-04-08 / 日本史 / 学内講座コード:110261
聖徳太子信仰の中世ー未来記と秘事口伝
- 開催日
- 4月10日(月)~ 6月19日(月)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 10:40~12:10
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 34,155円
- 定員
- 30
- その他
- 会員受講料: 29,700円(入会金は8,000円(税込))
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・聖徳太子信仰の本質を理解する。
・聖徳太子が語ったという「未来記」とは何かを理解する。
・聖徳太子伝における「秘事口伝」とは何かを理解する。
【講義概要】
聖徳太子は、奈良時代から信仰され鑽仰されるようになりました。本講座では、特に古代・中世に生み出された太子の予言書「未来記」や、太子伝の伝播によって生み出された「秘事口伝」について重点を置いて見ていきます。その荒唐無稽な内容は、近代において史実に反するものとして斥けられてきたため、通常の太子伝の解説では、まったく触れられることがありません。しかし、今は語られなくなったそれら言説にこそ、信仰の本質があると考えます。聖徳太子信仰とは、実在した人間を観音菩薩として祀り、さまざまな超常的な現象を、実際にあったものと信じ仰ぐ行為です。最新の学説も踏まえつつ、史資料や絵画の読解を通じて考えていきましょう。
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 4/10(月) 伝記・絵画・肖像にみる聖徳太子の生涯
第2回 2023/ 4/17(月) 聖徳太子研究の現在と鑑真来日の背景
第3回 2023/ 4/24(月) 聖徳太子伝の古代・中世への展開
第4回 2023/ 5/ 8(月) インドの勝鬘夫人と中国への仏教伝来
第5回 2023/ 5/15(月) 聖徳太子の前世と転生ー予言と未来記ー
第6回 2023/ 5/22(月) 飛翔する達摩と聖徳太子ー南岳衡山転生譚を読むー
第7回 2023/ 5/29(月) 託胎・仏舎利出現・熒惑星の歌
第8回 2023/ 6/ 5(月) 聖徳太子の結婚・甲斐の黒駒
第9回 2023/ 6/12(月) 聖徳太子と善光寺如来信仰
第10回 2023/ 6/19(月) 聖徳太子廟をめぐる言説ー善光寺如来との往復書簡と高僧の参詣ー
・聖徳太子信仰の本質を理解する。
・聖徳太子が語ったという「未来記」とは何かを理解する。
・聖徳太子伝における「秘事口伝」とは何かを理解する。
【講義概要】
聖徳太子は、奈良時代から信仰され鑽仰されるようになりました。本講座では、特に古代・中世に生み出された太子の予言書「未来記」や、太子伝の伝播によって生み出された「秘事口伝」について重点を置いて見ていきます。その荒唐無稽な内容は、近代において史実に反するものとして斥けられてきたため、通常の太子伝の解説では、まったく触れられることがありません。しかし、今は語られなくなったそれら言説にこそ、信仰の本質があると考えます。聖徳太子信仰とは、実在した人間を観音菩薩として祀り、さまざまな超常的な現象を、実際にあったものと信じ仰ぐ行為です。最新の学説も踏まえつつ、史資料や絵画の読解を通じて考えていきましょう。
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 4/10(月) 伝記・絵画・肖像にみる聖徳太子の生涯
第2回 2023/ 4/17(月) 聖徳太子研究の現在と鑑真来日の背景
第3回 2023/ 4/24(月) 聖徳太子伝の古代・中世への展開
第4回 2023/ 5/ 8(月) インドの勝鬘夫人と中国への仏教伝来
第5回 2023/ 5/15(月) 聖徳太子の前世と転生ー予言と未来記ー
第6回 2023/ 5/22(月) 飛翔する達摩と聖徳太子ー南岳衡山転生譚を読むー
第7回 2023/ 5/29(月) 託胎・仏舎利出現・熒惑星の歌
第8回 2023/ 6/ 5(月) 聖徳太子の結婚・甲斐の黒駒
第9回 2023/ 6/12(月) 聖徳太子と善光寺如来信仰
第10回 2023/ 6/19(月) 聖徳太子廟をめぐる言説ー善光寺如来との往復書簡と高僧の参詣ー
備考
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 吉原 浩人 |
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肩書き | 早稲田大学教授 |
プロフィール | 西安電子科技大学高端外国専家、浙江工商大学・広東外語外貿大学・南開大学客員教授。日本宗教思想史、東アジア文化交流史専攻。中国各地で、日本古典文化の講義・講演を行っている。編著書として、『東洋における死の思想』『海を渡る天台文化』『南岳衡山と聖徳太子信仰』などがある。 |