講座詳細情報
申し込み締切日:2023-01-11 / 世界史 / 学内講座コード:240306
古代シュメールの王権―ウル第三王朝の王シュルギと英雄ギルガメシュ
- 開催日
- 1月13日(金)~ 3月 3日(金)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- その他
- 入学金
- -
- 受講料
- 27,324円
- 定員
- 30
- その他
- 会員受講料: 23,760円(入会金は8,000円(税込))
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・英雄ギルガメシュを主人公としたシュメール語物語とアッカド語叙事詩との主題の相違点を探る。
・「シュメールの王名表」でギルガメシュなどが活躍する英雄時代を設定したウル第三王朝の王シュルギの意図を探る。
【講義概要】
最初に、アッカド語ギルガメシュ叙事詩とシュメール語ギルガメシュ物語が相違するところ(ギルガメシュの行動、エンキドゥの設定の違い)を述べる。そのあと、ウル第三王朝の王シュルギを中心に据え、彼が「兄弟にして友」である英雄ギルガメシュを造形したこと、さらに、「シュメールの王名表」の編纂に際して、神々の世界と人間世界を対比的に捉える世界観を有していたシュメールにおいて、人間の時代の前にギルガメシュなどが活躍する英雄時代を置いたこと、それらが意味するところが何かを、ギルガメシュ物語や王讃歌を参照しながら、述べてみたい。
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 1/13(金) はじめに?英雄ギルガメシュとウル第三王朝の王シュルギ
第2回 2023/ 1/20(金) ギルガメシュ叙事詩とシュメール語物語
第3回 2023/ 1/27(金) エンキドゥ
第4回 2023/ 2/ 3(金) シュルギ王讃歌に描かれたギルガメシュ
第5回 2023/ 2/10(金) ギルガメシュの兄弟としてのシュルギとウルナンム
第6回 2023/ 2/17(金) 英雄時代を区切るウル第三王朝版「シュメールの王名表」
第7回 2023/ 2/24(金) 神話としての歴史
第8回 2023/ 3/ 3(金) シュメール的伝統の目覚め
・英雄ギルガメシュを主人公としたシュメール語物語とアッカド語叙事詩との主題の相違点を探る。
・「シュメールの王名表」でギルガメシュなどが活躍する英雄時代を設定したウル第三王朝の王シュルギの意図を探る。
【講義概要】
最初に、アッカド語ギルガメシュ叙事詩とシュメール語ギルガメシュ物語が相違するところ(ギルガメシュの行動、エンキドゥの設定の違い)を述べる。そのあと、ウル第三王朝の王シュルギを中心に据え、彼が「兄弟にして友」である英雄ギルガメシュを造形したこと、さらに、「シュメールの王名表」の編纂に際して、神々の世界と人間世界を対比的に捉える世界観を有していたシュメールにおいて、人間の時代の前にギルガメシュなどが活躍する英雄時代を置いたこと、それらが意味するところが何かを、ギルガメシュ物語や王讃歌を参照しながら、述べてみたい。
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 1/13(金) はじめに?英雄ギルガメシュとウル第三王朝の王シュルギ
第2回 2023/ 1/20(金) ギルガメシュ叙事詩とシュメール語物語
第3回 2023/ 1/27(金) エンキドゥ
第4回 2023/ 2/ 3(金) シュルギ王讃歌に描かれたギルガメシュ
第5回 2023/ 2/10(金) ギルガメシュの兄弟としてのシュルギとウルナンム
第6回 2023/ 2/17(金) 英雄時代を区切るウル第三王朝版「シュメールの王名表」
第7回 2023/ 2/24(金) 神話としての歴史
第8回 2023/ 3/ 3(金) シュメール的伝統の目覚め
備考
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
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講師陣
名前 | 前田 徹 |
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肩書き | 早稲田大学名誉教授 |
プロフィール | 大阪生まれ。北海道大学・広島大学で学生・院生・助手として過ごした後、早稲田大学文学部・文学学術院にて研究と教育に従事。研究分野は、初期メソポタミア史(シュメール史)であり、通説となっている歴史像の正偽を史料読解から再検討することを課題としてきた。『古代オリエント史講義』山川出版社、『初期メソポタミア史の研究』(早稲田大学出版部)。 |