大学公開講座のセカンドアカデミー

【講義概要】
「ジェンダー史」という言葉を聞いたことがありますか?「男らしさ」や「女らしさ」は、社会的、文化的につくられるとよく説明されますが、同じく時代によってもつくられてきました。ジェンダーの歴史的構築性とも言われます。本講義では、19世紀ドイツで確立された近代歴史学の性質を見すえ、その死角をついた女性史・ジェンダー史・男性史のアプローチから西洋近代を考察します。また、昨今、注目されているグローバル・ヒストリーとジェンダーについても考えたいと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2022/11/ 1(火) 近代歴史学と「新しい歴史学」
第2回 2022/11/ 8(火) 女性史・ジェンダー史・男性史(1)
第3回 2022/11/15(火) 女性史・ジェンダー史・男性史(2)
第4回 2022/11/29(火) グローバル・ヒストリーとジェンダー

【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は、12月13日(火)を予定しております。
◆Zoomミーティングを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。?
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)?
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	弓削 尚子
肩書き	早稲田大学法学学術院教授
プロフィール	博士(人文科学、お茶の水女子大学)。専門は、ドイツ史、ジェンダー史。単著に『はじめての西洋ジェンダー史-家族史からグローバル・ヒストリーまで』(山川出版社2021)、『啓蒙の世紀と文明観』(世界史リブレット、山川出版社2004)、論文に「啓蒙主義の世界（史）観」秋田茂ほか編『「世界史」の世界史』（ミネルヴァ書房2016）、「世界史における男性史的アプローチー「軍事化された男らしさ」をめぐって」水井万里子ほか編『世界史のなかの女性たち』（勉誠出版2015）など。早稲田大学ジェンダー研究所所員。