講座詳細情報
申し込み締切日:2024-01-23 / 世界史:その他教養 / 学内講座コード:340709
21世紀の現代トルコ“帝国病”の正体を考える
- 開催日
- 1月25日(木)~ 2月29日(木)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 13:10~14:40
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 20,493円
- 定員
- 24
- その他
- 会員受講料: 17,820円(入会金は8,000円(税込))
- 補足
講座詳細
【目標】
★冷戦とその終焉がトルコに与えた影響について知る。
★現代トルコの内政・外交に反映されるトルコの歴史的文脈について知る。
★現代トルコにおける宗教と政治の関係について知る。
★今後の国際社会におけるトルコの可能性と問題点について考える。
【講義概要】
エルドアン大統領の強権的なリーダーシップのもと、トルコは過去20年のうちに国際社会での発言力を強め、ロシア・ウクライナ戦争の勃発以降はますます存在感を増している。時に「ネオ・オスマニズム」と言われる現在のトルコの国内外に対するアプローチには、旧オスマン帝国の威光再現を意識した“帝国病”といって過言ではない、地域大国を越えた、世界大国としての自国像の追求がうかがえる。これは毒にも薬にもなっているもので、また、トルコが建国以降の20世紀とは大きく変質した面である。本講義では、35年にわたってトルコの政治と社会の変容を観察してきた講師の視点から、変化の過程をわかりやすく解説していく。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 1/25(木) 冷戦後のグローバル時代とトルコ――トルコは新興国だったのか?
第2回 2024/ 2/ 1(木) イスラム教の国家を追求――宗教派政党の台頭からエルドアン体制へ
第3回 2024/ 2/ 8(木) 民族問題と隣国関係――国民国家としての再出発が残した葛藤
第4回 2024/ 2/15(木) EU・NATOとトルコ――西洋社会との募る確執
第5回 2024/ 2/22(木) ロシア・ウクライナ戦争とイスラエル・ハマス衝突の中のトルコ――国際政治の仲介アクター
第6回 2024/ 2/29(木) 所与の財産・文明の十字路――トルコの地の利は世界を制するのか
★冷戦とその終焉がトルコに与えた影響について知る。
★現代トルコの内政・外交に反映されるトルコの歴史的文脈について知る。
★現代トルコにおける宗教と政治の関係について知る。
★今後の国際社会におけるトルコの可能性と問題点について考える。
【講義概要】
エルドアン大統領の強権的なリーダーシップのもと、トルコは過去20年のうちに国際社会での発言力を強め、ロシア・ウクライナ戦争の勃発以降はますます存在感を増している。時に「ネオ・オスマニズム」と言われる現在のトルコの国内外に対するアプローチには、旧オスマン帝国の威光再現を意識した“帝国病”といって過言ではない、地域大国を越えた、世界大国としての自国像の追求がうかがえる。これは毒にも薬にもなっているもので、また、トルコが建国以降の20世紀とは大きく変質した面である。本講義では、35年にわたってトルコの政治と社会の変容を観察してきた講師の視点から、変化の過程をわかりやすく解説していく。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 1/25(木) 冷戦後のグローバル時代とトルコ――トルコは新興国だったのか?
第2回 2024/ 2/ 1(木) イスラム教の国家を追求――宗教派政党の台頭からエルドアン体制へ
第3回 2024/ 2/ 8(木) 民族問題と隣国関係――国民国家としての再出発が残した葛藤
第4回 2024/ 2/15(木) EU・NATOとトルコ――西洋社会との募る確執
第5回 2024/ 2/22(木) ロシア・ウクライナ戦争とイスラエル・ハマス衝突の中のトルコ――国際政治の仲介アクター
第6回 2024/ 2/29(木) 所与の財産・文明の十字路――トルコの地の利は世界を制するのか
備考
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 野中 恵子 |
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肩書き | トルコ研究者、作家、トルコ語専門家 |
プロフィール | 1965年生まれ。トルコの政治・社会・歴史などを探究。慶應義塾大学非常勤講師、朝日カルチャーセンター講師、NHK同時通訳者、外務省通訳研修講師等を歴任。関西学院大学文学部英米文学科卒・一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程単位修得退学。著書に『史跡・都市を巡るトルコの歴史』(ベレ出版)、『ビザンツ、オスマン、そしてトルコへ:歴史がつなぐ社会と民族』(彩流社)『最後のローマ皇帝』(作品社)『ドイツの中のトルコ:移民社会の証言』(柘植書房新社)他。 |