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講座詳細情報

申し込み締切日:2022-10-04 / その他教養 / 学内講座コード:330719

ポピュリズムとナショナリズム

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 6日(木)~12月 1日(木)
講座回数
8回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
23,760円
定員
24
その他
ビジター価格 27,324円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・自由主義の原理と民主主義の原理の違いを理解する。
・ドイツと日本では「教養主義」がポピュリズム、ナショナリズム、マルクス主義を導いたことを理解する。
・ワイマール体制の崩壊や大正デモクラシーの挫折は、「法の支配」の視座が欠如していたため起こったことを理解する。
・国民性や国民文化とナショナリズムの違いを理解する。
・自由主義の基礎にある個人主義 ― 本来の個人主義 ― を理解する。

【講義概要】
近代の最初に自由主義が登場した後、次第に民主主義が大きな勢力を持つ。それを指導したのは知識人だが国民もそれを強く支持。知識人は初めこそ幅広い教養を持っていたが、学問の専門化と自らの依拠する合理主義により、その主張は意味、内実を喪失。国民も生きる方向性を見失う。こうして民主主義は大衆民主主義になりポピュリズムに陥る。知識人も国民もそうした精神的空白の中でナショナリズムやマルクス主義などの社会宗教に救いを求めていく。これが、大衆民主主義の病理の本質である。講義では、欧米(特にドイツ)と日本の民主主義の歴史を振り返り、現在世界に蔓延する大衆民主主義の病理―ポピュリズムとナショナリズムについて考える。

【各回の講義予定】
第1回 2022/10/ 6(木) 現代大衆民主主義の病理 ― 蔓延するポピュリズム
第2回 2022/10/13(木) ドイツ教養主義の行き詰まりと「社会宗教」の登場
第3回 2022/10/20(木) ワイマール体制の崩壊とナチズム
第4回 2022/10/27(木) 日本のポピュリズムの起源 ― 大正教養主義
第5回 2022/11/10(木) 大正デモクラシーとその挫折
第6回 2022/11/17(木) 日本における「社会宗教」― ナショナリズムとマルクス主義
第7回 2022/11/24(木) 大衆民主主義の克服(1) ― 民主主義と「法の支配」との正しい関係の回復
第8回 2022/12/ 1(木) 大衆民主主義の克服(2) ― ブルクハルトと夏目漱石

備考

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 古賀 勝次郎
肩書き 早稲田大学名誉教授
プロフィール 1947年福岡県生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士(早稲田大学)。専門分野は、経済学、西洋思想史、比較社会思想。これまで主として西洋の自由主義を研究。著書に、『ハイエクと新自由主義』(行人社)、『ヒューム体系の哲学的基礎』(行人社)、『鑑の近代』(春秋社)などがある。
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