大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・江戸時代古文書に関する知識を身につけ、簡単なくずし字を読めるようになる。
・古文書の解読を通じて、江戸時代のありのままの姿を知る楽しみを体験する。

【講義概要】
本講座は、くずし字解読にチャレンジしてみたいという方、または超初心者向けです。はじめて古文書に接する方が古文書の世界を楽しんでいただける内容であるとともに、江戸時代古文書について体系的に学べるようにもなっています。
秋学期講座では江戸に焦点をあてます。前半2回は、活字史料を読みながら江戸の都市世界に関する理解を深め、後半3回は、江戸の都市行政に関与した与力・同心の足跡にくずし字文書を通して触れていきます。
なお、学期ごとに取り上げる史料はすべて変えています。継続受講の場合、レクチャーする基本情報に重複はありますが、新しい史料に触れ、違った発見に出会えるでしょう。

【各回の講義予定】
第1回 2022/10/ 6(木) 『東京市史稿』を素材に江戸時代文書の読み方を学ぶ(1)
第2回 2022/10/13(木) 『東京市史稿』を素材に江戸時代文書の読み方を学ぶ(2)
第3回 2022/10/20(木) 江戸時代文書の「かたち」様々
第4回 2022/11/10(木) くずし字文書を読んでみよう―江戸町奉行所与力・同心関係史料(1)
第5回 2022/11/17(木) くずし字文書を読んでみよう―江戸町奉行所与力・同心関係史料(2)
第6回 2022/11/24(木) くずし字文書を読んでみよう―江戸町奉行所与力・同心関係史料(3)

【ご受講に際して】
◆3回目以降は「くずし字辞典」をご持参いただきます。お持ちでない方はご購入ください(3，500円～6，000円程度)。どの「くずし字辞典」を選べばよいのかについては初回講座にてご案内します。
◆休講が発生した場合の補講は、12月1日(木)を予定しております。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	戸森 麻衣子
肩書き	東京農業大学講師
プロフィール	東京農業大学講師。1975年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻博士課程修了。専攻は日本近世史。幕府直轄領(天領)の支配のしくみや、旗本・御家人などについて研究をおこなっている。著作に『江戸幕府の御家人』(東京堂出版、2021年)、『長崎奉行遠山景晋日記』(共編、清文堂出版、2005年)などがある。