講座詳細情報
申し込み締切日:2022-09-28 / 日本史 / 学内講座コード:230222
満洲国の肖像
- 開催日
- 9月30日(金)~12月 9日(金)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 17,820円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 20,493円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【目標】
・日本近代史を、東アジア史の視点から考える切っ掛けとする。
【講義概要】
満洲事変によって生まれた満洲国は、日本・満洲・漢・朝鮮・蒙古が共生する「五族協和」をスローガンとする多民族国家を目指しました。しかし、その現実は関東軍が支配権を握り、政府の中枢は日本人が独占する傀儡国家であって、民族の平等はかたちだけのものでした。本講座では、それぞれの五族の立場、とくにモンゴル人と朝鮮人がどのようにして満洲国と関わろうとしたのかを取り上げるなかで、日本人がイメージする満洲国とは異なる実態を明らかにするとともに、日本人にとって他民族との共生に失敗した満洲国の教訓を学び、現在の国際社会のなかで私たちはいかに他民族と向き合っていくべきかを考えていきます。
【各回の講義予定】
第1回 2022/ 9/30(金) 満洲国建国と「五族協和」
第2回 2022/10/ 7(金) 傀儡皇帝溥儀と関東軍
第3回 2022/10/21(金) 満蒙開拓団の実像
第4回 2022/11/18(金) 満洲国のモンゴル人
第5回 2022/12/ 2(金) 満洲国軍と国民なき国家
第6回 2022/12/ 9(金) 満洲国の消滅と民族の分断
・日本近代史を、東アジア史の視点から考える切っ掛けとする。
【講義概要】
満洲事変によって生まれた満洲国は、日本・満洲・漢・朝鮮・蒙古が共生する「五族協和」をスローガンとする多民族国家を目指しました。しかし、その現実は関東軍が支配権を握り、政府の中枢は日本人が独占する傀儡国家であって、民族の平等はかたちだけのものでした。本講座では、それぞれの五族の立場、とくにモンゴル人と朝鮮人がどのようにして満洲国と関わろうとしたのかを取り上げるなかで、日本人がイメージする満洲国とは異なる実態を明らかにするとともに、日本人にとって他民族との共生に失敗した満洲国の教訓を学び、現在の国際社会のなかで私たちはいかに他民族と向き合っていくべきかを考えていきます。
【各回の講義予定】
第1回 2022/ 9/30(金) 満洲国建国と「五族協和」
第2回 2022/10/ 7(金) 傀儡皇帝溥儀と関東軍
第3回 2022/10/21(金) 満蒙開拓団の実像
第4回 2022/11/18(金) 満洲国のモンゴル人
第5回 2022/12/ 2(金) 満洲国軍と国民なき国家
第6回 2022/12/ 9(金) 満洲国の消滅と民族の分断
備考
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 加藤 聖文 |
---|---|
肩書き | 人間文化研究機構 国文学研究資料館・総合研究大学院大学准教授 |
プロフィール | 近代から現代にいたる東アジアと日本との歴史的関係を主に研究。近年は第二次世界大戦直後の満洲など海外からの引揚について世界史的視野から解明することに取り組む。主要著書『海外引揚の研究-忘却された「大日本帝国」』(岩波書店、第43回角川源義賞)、『満鉄全史-「国策会社」の全貌』(講談社学術文庫)、『国民国家と戦争-挫折の日本近代史』(角川選書)、『満蒙開拓団-虚妄の「日満一体」』(岩波現代全書)、『「大日本帝国」崩壊-東アジアの1945年』(中公新書)。 |