大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・ルネサンスのラファエロと17世紀のバロック美術の大まかな流れを理解する。
・代表的な作家と作品に親しむ。
・この時代の美術とそれぞれの地域の特色を把握する。

【講義概要】
春期に続いてルネサンス三大巨匠のひとり、ラファエロをご紹介し、次いで彼を模範と仰いだ17世紀の、主にカトリック圏の美術を概観します。宗教改革後は新たな宗教美術のあり方が模索され、対抗宗教改革、絶対王政の確立など社会の動きに美術も敏感に反応し、新しいジャンルの美術が生まれます。アカデミー/アカデミアと呼ばれる美術学校が各地に設立されるのもこの時代です。美の制度を学ぶとともに、近代という概念は美の多様性を促して、美術家の意識に変化をもたらし、個の追求に重きが置かれるようになりました。そのような時代を彩った作家に迫り、作品を味わいます。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 9/29(木) ルネサンス美術：ラファエロ1
第2回 2022/10/ 6(木) ルネサンス美術：ラファエロ2
第3回 2022/10/13(木) 17世紀美術1：イタリア・バロック1
第4回 2022/10/20(木) 17世紀美術2：イタリア・バロック2
第5回 2022/10/27(木) 17世紀美術3：イタリア・バロック3
第6回 2022/11/10(木) 17世紀美術4：フランドル・バロック1
第7回 2022/11/17(木) 17世紀美術5：フランドル・バロック2
第8回 2022/11/24(木) 17世紀美術6：スペイン・バロック1
第9回 2022/12/ 1(木) 17世紀美術7：スペイン・バロック2
第10回 2022/12/ 8(木) 17世紀美術8：フランス古典主義

【ご受講に際して】
◆2019年の講座「はじめての西洋美術史:17世紀の美術編」(春期)と内容の一部が重なりますが、より広範囲、より多くの芸術家を扱います。2022年春期講座「はじめての西洋美術史」の後編となります。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	真野 宏子
肩書き	京都情報大学院大学教授
プロフィール	早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(文学・早稲田大学)。専門分野は、西洋美術史および芸術学。訳書に『エドヴァルト・ムンク』『アンリ・ド・トゥールーズ＝ロートレック』(PARCO出版)など。