大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・ヒトの感覚や知覚を測る方法の基礎を理解する。
・ヒトの脳活動を測る方法の基礎を理解する。
・脳活動にはヒトの状態に関する情報が反映されていることを理解する。

【講義概要】
ヒトがものを見たり、聞いたりして得た光や音の情報は、電気信号として脳に送られ、脳の活動を引き起こし、私たちの知覚を生み出します。本講義では、こうした感覚や知覚の不思議な世界を入り口とし、ヒトの行動や脳の活動を計測することで脳とこころの世界を覗き見る、最新の情報科学技術について紹介します。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 4/ 7(木) 感覚と知覚の不思議
第2回 2022/ 4/14(木) 心理物理実験の基礎:感覚と知覚を測る
第3回 2022/ 4/21(木) 神経生理実験の基礎(1):脳の仕組み
第4回 2022/ 4/28(木) 神経生理実験の基礎(2):脳活動を測る
第5回 2022/ 5/12(木) 脳と機械をつなぐ(1):Brain-machine interface
第6回 2022/ 5/19(木) 脳と機械をつなぐ(2):「ヒト」とはなにか?

【ご受講に際して】
◆本講座は、ご関心のある方であればどなたでもご受講可能です。専門用語などは講座内でわかりやすく解説しますので、事前の知識は不要です。
◆休講が発生した場合の補講は、5月26日(木)を予定しています。
◆Zoomミーティングを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	宮脇 陽一
肩書き	電気通信大学大学院教授
プロフィール	富山県出身。大阪大学工学部応用物理学科卒、東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻修士課程修了、同大同研究科先端学際工学専攻博士課程終了、博士(工学)。 2001～06年理化学研究所脳科学総合研究センター(うち2004～05年JSTさきがけグループメンバー(研究員))、2006～12年NICT/ATR脳情報研究所、2012～17年電気通信大学先端領域教育研究センター准教授を経て、2017年から現職。専門は脳神経科学。ヒト脳活動計測、視覚科学、機械学習、信号処理などを用いた研究に従事。著書に『自在化身体論』(NTS、2021年)、『日常と非日常からみるこころと脳の科学』(コロナ社、2017年)、『ユニーク&エキサイティングサイエンスII:あたまの中の情報を映像化せよ』(近代科学社、2013年)などがある。2014、2009年日本神経回路学会論文賞、他受賞。