大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・化学元素としての炭素の本質と自然界の構成・変化を識る
・炭素を巡る生化学的環境とその循環・輪廻について理解する
・地球温暖化問題・資源問題・脱炭素問題を考究する

【講義概要】
※炭素世界:第6番化学元素、炭素の特異性。自然界における炭素の位置と文化・文明史上の役割。「炭」の美学と科学。
※無機物界:隕石中にも石灰岩中にも炭素が含まれる。石墨から金剛石まで、単純なものから複雑なものへ、多彩な結合力によって、パズルを作り上げる。
※有機物界:人の身体の60%は水、その残りの50%が炭素だ。炭素は残った元素を使って、この身体を作る。ほかの生命体もそうだ。炭素の結合と反応・光合成、そして大循環。
※地球温暖化、環境の変化、そして脱炭素問題。C-H-Oで描くキャンバス綾錦。
※Quo vadis， Domine? お前とは道連れなのだから。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 4/ 8(金) 第6番元素
第2回 2022/ 4/15(金) 炭素の性質
第3回 2022/ 4/22(金) 炭素の無機化学
第4回 2022/ 5/ 6(金) 炭素の有機化学
第5回 2022/ 5/13(金) 炭素と地球温暖化
第6回 2022/ 5/20(金) 脱炭素世界への模索

【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講日は、5月27日(金)を予定しています。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	円城寺 守
肩書き	早稲田大学名誉教授
プロフィール	1943年旧満州国生まれ。早稲田大学理工学部卒業、東京教育大学大学院修了(理学博士)。元早稲田大学教育学部教授。専門分野は、鉱床地質学、鉱石鉱物学、環境科学。著書に、『地球進化46億年の物語』(監訳、講談社)、『世界でいちばん素敵な地球の教室』(監修、三才ブックス)、『自分で探せる美しい石』(実業之日本社)など。