大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・北イタリアの都市トリノにおいて、ルネサンスから20世紀前半の時代にどのような音楽活動が営まれていたかについて理解を深める。
・イタリア統一運動で中心的役割を担ったサヴォイア家との関わりの中で繰り広げられた音楽活動について理解を深める。
・トリノが音楽史に果たした知られざる役割について、同地に縁ある音楽家や作品を通して理解を深める。

【講義概要】
ヨーロッパの音楽の歴史をたどっていくと、音楽は社会のなかで様々な役割を果たした。また政治体制や宗教、地理上の事情の違いによって、同じ時代であっても都市ごとに非常に異なる音楽活動が営まれていた。こうした視点で音楽の歴史を考察する本講座では、今年度は北イタリアの都市トリノを取り上げ、同地がいかに音楽史上注目すべき活動を展開したかについて考察する。

【各回の講義予定】
第1回 2021/ 4/10(土) トリノの音楽史概観
第2回 2021/ 4/17(土) ルネサンス
第3回 2021/ 4/24(土) 17世紀
第4回 2021/ 5/ 1(土) 18世紀(1)
第5回 2021/ 5/ 8(土) 18世紀(2)
第6回 2021/ 5/15(土) 18世紀(3)
第7回 2021/ 5/22(土) 19世紀前半
第8回 2021/ 5/29(土) 19世紀後半の音楽活動
第9回 2021/ 6/ 5(土) 19世紀末の音楽活動
第10回 2021/ 6/12(土) 20世紀前半の音楽活動

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	米田 かおり
肩書き	桐朋学園大学・武蔵野音楽大学・昭和音楽大学講師
プロフィール	埼玉生まれ。桐朋学園大学作曲理論学科(音楽学)卒業、同研究科修了。専門は西洋音楽史。著書、訳書に『ドレスデン 都市と音楽』(東京書籍 共著)、『花開く宮廷音楽―ルネサンス』(音楽之友社 共訳)、『音楽中辞典』(音楽之友社)などがある。他、コンサート・プログラム、CDライナー・ノートなど多数執筆。