大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・「島」は「癒しの楽園」のイメージがありますが、実はその隔離性と閉鎖性、秘匿性から多くの島々が「力ある者」の思惑に翻弄されてきました。
・東京を遠く離れ、そうした島々を歩くことで、日本の歴史の側面や裏側が見えてきます。
・大変なことがあった島、及び現在進行形で問題を抱える島を、実踏の旅を通じて紹介します。
・さまざまな島の歴史と現状を知ることで、日本をより深く知っていただきます。

【講義概要】
講師が実際に島々を歩き取材・記録した内容を、スライド併用の講義で臨場感豊かにお伝えします。昨年に続いての開講ですが内容は一新し、今回は(1)夏に団体旅行客が押し寄せる「北海道礼文島・利尻島」(2)かつて海軍兵学校があった「広島県江田島」(3)人気のアート島のもうひとつの顔「香川県直島」(4)宝くじが当たる?神社に人が殺到「佐賀県高島」(5)信仰島を揺るがしたのは震災だけではない?「宮城県金華山」の計5本を予定。「島」という周縁から日本を俯瞰することで、日本に対する理解を深めていただきます。

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/ 5(土) 「観光過熱と極寒の狭間で」北海道礼文島・利尻島
第2回 2019/10/12(土) 「エリート軍人養成島の光と影」広島県江田島
第3回 2019/10/19(土) 「アート島の、地図から消えた北半分」香川県直島
第4回 2019/10/26(土) 「一攫千金を夢見て、さあ島へ！」佐賀県高島
第5回 2019/11/ 9(土) 「激震に見舞われた神の島」宮城県金華山

【テキスト・参考図書】
参考図書
『狙われた島～数奇な運命に弄ばれた19の島～』（アルファベータブックス）（ISBN:978-4865980486）
『突撃！島酒場』（イカロス出版）（ISBN:978-4802205719）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	カベルナリア 吉田
肩書き	紀行ライター
プロフィール	1965年北海道生まれ、早稲田大学卒。沖縄と島を中心に全国を歩き、紀行文を執筆。最新刊は『ビジホの朝メシを語れるほど食べてみた』(ユサブル)。ほか近著に『何度行っても変わらない沖縄』(林檎プロモーション／第4回斎藤茂太賞候補）『突撃！島酒場』（イカロス出版）『狙われた島』（アルファベータブックス）。