大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・ヨーロッパの小国チェコがたどった歴史の大きな流れを理解する。
・東部中欧という地域の性格を、歴史を通じて考える。
・プラハなどの都市の景観の中に歴史を読み取る。

【講義概要】
チェコは人口1000万人ほどの小さな国ですが、ヨーロッパのほぼ中央に位置しており、大きな歴史の流れと深くかかわってきました。中世に築かれた王国、近世のハプスブルク王朝期、20世紀のチェコスロヴァキア時代など、この国に蓄積された変化にとんだ歴史をたどってみます。また、プラハのような美しい街やのどかな田園風景も紹介しつつ、その背景となる歴史やそこに生きた人々の姿にも触れたいと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/11(金) 中世の王国：プシェミスル朝とルクセンブルク朝
第2回 2019/10/25(金) 宗教紛争の時代：フス派戦争が残したもの
第3回 2019/11/ 8(金) ドナウ帝国のもとで：ハプスブルク朝
第4回 2019/11/22(金) 激動の現代：チェコスロヴァキアの誕生、再生、そして解体

【テキスト・参考図書】
参考図書
『物語　チェコの歴史　森と高原と古城の国』（中公新書）（ISBN:978-4121018380）
『図説　チェコとスロヴァキア』（河出書房新社）（ISBN:978-4309760872）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	薩摩 秀登
肩書き	明治大学教授
プロフィール	専門分野はチェコを始めとする東欧史および西洋中世史。明治大学では学部生を対象に西洋史一般および東欧の歴史や文化に関する講義を担当。著書として『プラハの異端者たち』(現代書館)、『物語チェコの歴史、森と高原と古城の国』(中公新書)などがある。社会学博士(一橋大学)。