大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・アインシュタインの重力が時空の歪みで表されることを理解する。
・一般相対性理論の寵児であるブラックホールの意味とその性質を知る。
・時空の歪みの波である重力波を用いた新しい天文学(重力波天文学)の可能性について考える。

【講義概要】
アインシュタインが100年前に提唱した一般相対性理論が、今まさに様々な宇宙観測によって確かめられつつある。本講義では、2つの相対論性理論(特殊および一般相対性理論)の簡単な説明をした後、その理論が予言するブラックホールと重力波の話題を中心にアインシュタイン理論が予言する曲がった時空を検証する。

【各回の講義予定】
第1回 2019/11/ 5(火) 相対性理論入門1：時間の相対性と宇宙旅行
第2回 2019/11/12(火) 相対性理論入門2：時空の歪みと重力
第3回 2019/11/19(火) 一般相対性理論の寵児：ブラックホール
第4回 2019/12/ 3(火) 新しい天文学：重力波天文学

【ご受講に際して】
◆補講は12月10日を予定しています。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『アインシュタインの時間』（ニュートンプレス）（ISBN:978-4315515190）
『重力理論講義:相対性理論と時空物理学の進展』（サイエンス社）(ISSN:0386-8257)大学生向けの教科書なので少し難しい
『図解雑学　ブラックホール』（ナツメ社）（ISBN:978-4816328060）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	前田 恵一
肩書き	早稲田大学教授・早稲田大学高等研究所所長
プロフィール	1950年大阪生まれ。理学博士(京都大学)。ケンブリッジ大学 トリニティ・カレッジ(2006年)およびクレアホール(2012年)客員教授。専門分野は、理論宇宙物理学および重力理論。著書に『重力理論講義』(サイエンス社)、『アインシュタインの時間』(ニュートンプレス)などがある。