大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・鉱物の性質のうち、光に対する反応を知る
・多くの鉱物は薄くすると光を通し、さまざまに光を変化させることを理解する

【講義概要】
鉱物の基本的な性質を最初に講義し、それらのうち特に光（電磁波）に対する性質について詳しく解説する。次に、偏光について解説し、透明鉱物を通ってくる偏光がどのように変化するかを実際の簡易装置を使って説明し、受講生にも観察を体験してもらう。4回目には、早稲田大学教育学部に保管されている鉱物の展示と薄片製作の見学をおこなう。その後は極めてシンプルだが、容易に白雲母などの光の性質を観察できる偏光装置を製作する。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 7/11(木) 鉱物のさまざまな性質
第2回 2019/ 7/18(木) 鉱物の光に対する性質
第3回 2019/ 7/25(木) 鉱物と偏光
第4回 2019/ 8/ 8(木) 【見学会】早稲田大学教育学部の鉱物標本と薄片製作の見学
第5回 2019/ 8/22(木) 超簡単な偏光装置を作る
第6回 2019/ 8/29(木) 偏光装置で白雲母を観察

【ご受講に際して】
◆鉱物を拡大して見るために、お持ちの方はルーペ(倍率10倍前後)をご持参ください。どのようなものかよくわからない場合は、持参しなくてかまいません。第1回目に説明があります。
◆見学会は現地集合、現地解散となります。また交通費等は別途実費ご負担となります。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『鉱物の博物学』（秀和システム）（ISBN:978-4-7980-4437-8）
『鉱物肉眼鑑定事典』（秀和システム）（ISBN:978-4-7980-5233-5）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	松原 聰
肩書き	国立科学博物館名誉研究員
プロフィール	京都大学大学院理学研究科博士課程中退。国立科学博物館地学研究部に勤務し、地学研究部長を務めた後定年退職。理学博士(東京大学)。専門は鉱物科学。著書に『ダイヤモンドの科学』(講談社)『新鉱物発見物語』(岩波書店)『日本の鉱物』(学研)『鉱物ウォーキングガイド関東甲信越版』(丸善)など。