大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・日本近代150年の歴史をそれぞれの時代の「代表的人物の生き生きとした物語」として鳥瞰する。
・「40年説」をさらに「20年」に分けて青・壮・老の成功と失敗の三代サイクル説として考えてみる。
・150年を「西洋文明」(科学主義と産業主義)の衝撃への対応として見る。平成もまた情報革命の大波の中を迷走する。

【講義概要】
「明治編」の40年は名実共に独立国家になる時期、「大正・昭和前期編」の40年は、前半の小春日和の一時期と軍事膨張国家へと急傾斜して太平洋戦争へ泥沼に嵌り込んでいく時期、「戦後昭和編」の40年は廃虚から「世界第二の経済大国」へ登り詰める時期とみた。
そして、「平成編」は、科学技術と経済利便がとめどなく進歩し、一方で誰もが人類史上最高の享楽生活をエンジョイできると同時に、「人間性が失われていく時代」が到来している。それを「ユーフォリアの享楽時代」として語ってみたい・・・。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 7/17(水) 小泉純一郎と安倍晋三；経済大国時代の終りとグローバリズムの大波
第2回 2019/ 7/24(水) 豊田章男と柳井正；新時代の経営者・トヨタ創業家五代目とユニクロ創業初代の世界市場への挑戦
第3回 2019/ 7/31(水) 山中伸弥とイチロー；サイエンスとヒューマンスピリット、神業の領域へ
第4回 2019/ 8/ 7(水) 宮崎駿とさだまさし；アニメ映像とポップミュージックでグローバルに発信
第5回 2019/ 8/21(水) 中島みゆきと林真理子；女性からの応援歌、全欲望解放時代へのチャレンジ
第6回 2019/ 8/28(水) 平成天皇と美智子妃；平和と豊かさの中で象徴天皇として模索する時代

【ご受講に際して】
◆本講座は中野校2018年度春講座と概ね同内容ですが、一部取り上げる人物を変え、全体にヴァージョンアップを目指します。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	泉 三郎
肩書き	ノンフィクション作家、NPO法人米欧亜回覧の会代表
プロフィール	ノンフィクション作家、NPO「米欧亜回覧の会」代表。1935年生まれ。一橋大学経済学部卒(坂本二郎ゼミ)。会社勤務後、不動産事業など経営、傍ら著述を始める。「岩倉使節団」の壮大な旅に魅せられてメインルートを旅して『堂々たる日本人』などの著作を刊行。「米欧亜回覧の会」を設立、近代史の研究にいそしむ。