大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・世界でも読み親しまれてきた『源氏物語』を愉しく読み味わう。
・『源氏物語』の織り成す物語の特徴を知る。
・今日までどのように享受されてきたのか、その享受のありようもまた学ぶ。
・歌ことば、平安の儀礼、生活様式、恋のルール、舞などの日本文化、物語と歴史との交渉を知る。
・物語の読み方を獲得し、物語世界を楽しむ。

【講義概要】
『源氏物語』賢木巻後半から花散里巻、須磨巻前半あたりまでを講読します。光源氏の物語が大転換していくドラマチックな巻です。賢木巻のある一件がきっかけとなり、光源氏は須磨へと流離することになる重要な場面が続きます。『源氏物語』の言葉を大切に読み進めますので、その原文の魅力とどきどきはらはらする緊張感ある物語世界を、ぜひご一緒に愉しみましょう。

【ご受講に際して】
◆指定テキスト以外でも、『源氏物語』賢木・花散里・須磨巻の原文が掲載されている書籍をお持ちであれば、それをお使いくださって結構です。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『源氏物語（二）紅葉賀―明石』（岩波文庫）（ISBN:978-4003510162）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	橋本 ゆかり
肩書き	首都大学東京講師
プロフィール	東京女子大学大学院修了。名古屋大学大学院修了。博士(文学)。専門は平安文学。単著『源氏物語の〈記憶〉』(翰林書房)、共著『枕草子 創造と新生』(翰林書房)、共著『源氏物語 煌めくことばの世界II』(翰林書房)など。『源氏物語』の繊細な読み解きをする一方で、その享受にも関心を寄せその舞台についても研究。