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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-01-06 / 世界史 / 学内講座コード:140303

「ギリシア悲劇」を読む エウリピデス作『エレクトラ』

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
2019年1月 8日(火)~2019年2月26日(火)
講座回数
8回
時間
13:00~14:30
講座区分
その他 
入学金
8,000円
受講料
23,328円
定員
30
その他
ビジター価格 26,827円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・三大悲劇詩人アイスキュロス、ソポクレスにも同じ主題を扱った作品が現存するが、今期はエウリピデス作『エレクトラ』を読む。
・本篇では、復讐の念に取り憑かれ心身ともに極限状態にあるエレクトラが、貧にして卑しからぬ農夫に嫁し、夫を尊敬・感謝を忘れない「人間らしさ」を覗かせる。
・時代を先取りした詩人と評されるエウリピデスの「新しさ」を探る。

【講義概要】
母クリュタイムネストラも「自分ファースト」の驕慢・冷血な「女」ではなく、ふと柔らかな母性を滲ませる。オレステスは父を殺した母を殺害することに逡巡、果たして「復讐=正義」かと苦悶する。人間の内なる「獣性」をあぶり出し、この世の不条理にいたぶられる「人間とは?」さらに「神とは?」という根源的な問いを投げかけるエウリピデスの「真骨頂」を読み解きたい。

備考

【ご受講に際して】
◆アイスキュロス作『供養する女たち』とソポクレス作『エレクトラ』との違いがわかると一層面白い。講義でも触れていきますが、出来れば、それらを少しでも「かじって」おいてくださると有難いです。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『ギリシア悲劇全集(7)』(岩波書店)(ISBN:978-4000916073)※現在入手困難のようですので、該当部分のコピーを初日に配付します。
参考図書
『ギリシア神話の森』(彩流社)(ISBN:978-4779122316)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 丹羽 隆子
肩書き 東京海洋大学名誉教授
プロフィール 東京外国語大学修士課程修了。専門分野は英文学、ギリシア神話、西洋古典学。『ギリシア神話』『ロ―マ神話』『ギリシア神話と英米文化』『ギリシア・ローマ神話事典』(いずれも大修館書店)、『はじめてのギリシア悲劇』(講談社現代新書)『ギリシア神話の森―古代美術が彩る世界』(彩流社) など著訳書、「ギリシア悲劇」に関する論文など多数。
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