大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・「食」を通して見えてくる様々な人間像を美術・農漁業・料理・宴席・社会構造等の多様な切り口から、歴史的にたどります。
・毎回、食を描いた多数の美術画像を提示。当時の宴席や料理や食材について、詳細かつ具体的にお話します。
・王侯貴族・農民・都市の商工民そして聖職者、それぞれに異なる食習慣の面白さをご紹介します。
・フランスの高級レストラン料理、現代のイタリア料理、その意外な誕生の歴史をたどります。

【講義概要】
「食」を通して人間の面白さを追求する講座!古代ギリシアの酒宴と農業の書、古代ローマの農産物交易ネットワークと豪華宴席、中世農民の四季と食材、ルネサンス期王侯貴族の演劇的宴席、料理人と料理書、修道院と枢機卿館そしてヴァチカンの食、さらには現代フランス高級レストラン料理・現代イタリア料理誕生に秘められた意外な背景まで。皆様の「西欧の食」に対する思い込みを打ち砕く最新の研究動向を含めて、楽しくご紹介します。

【各回の講義予定】
第1回 2018/11/14(水) 古代ギリシア＆ローマの食
第2回 2018/11/21(水) 中世の食世界
第3回 2018/11/28(水) 西欧ルネサンスの食世界
第4回 2018/12/ 5(水) 西欧ルネサンス末～近世初頭の食
第5回 2018/12/12(水) 西欧近代の食

【テキスト・参考図書】
参考図書
『名画の食卓を読み解く』（大修館書店）（ISBN:978-4469250824）
『アンティークシルバー物語：銀器にまつわる、人々の知られざるストーリー』（主婦の友社）（ISBN:978-4072687543）※書店で入手しづらいため、ご希望の方には教室にて販売します。（税込2，100円）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	大原 千晴
肩書き	食文化ヒストリアン、骨董銀器商
プロフィール	1978年早稲田大学法学部卒業。西欧食文化史を、文化人類学・社会経済史的に、アナール学派的に、時にイコノロジー的に、広く深く多面的に読み解くことを旨としている。著書に『食卓のアンティークシルバー』(文化出版局)、『アンティークシルバー物語』(主婦の友社)、『名画の食卓を読み解く』(大修館書店)等。