大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
1066年に誕生したイギリスの王朝、それから1000年のあいだに、いかに土着化し、歴史を刻んでいったかを知る。

【講義概要】
1000年の歴史を刻んだイギリス王室、それは万世一系の王室ではない。イギリスを征服したフランス系の王朝は、その後、祖国フランスとの100年におよぶ戦い、内戦、王冠をめぐる身内同士の争い、王室の血の断絶など波乱万丈の歴史を紡いでゆく。長い歴史の背後には、時代に合わせる柔軟性、女性にも王位継承を認める公平性、王位を継ぐ者をイギリス人に限らない開放性などの要因があった。

【各回の講義予定】
第1回 2018/10/17(水) ノルマン王朝の誕生
第2回 2018/10/24(水) プランタジネット王朝
第3回 2018/10/31(水) チューダー王朝
第4回 2018/11/ 7(水) スチュアート王朝
第5回 2018/11/14(水) サクス・コバーク・ゴータ王朝からウィンザー王朝

【テキスト・参考図書】
参考図書
『図説 イギリスの王室』（河出書房新社）（ISBN:978-4309760995）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	石井 美樹子
肩書き	神奈川大学名誉教授
プロフィール	1974～78年、英国ケンブリッジ大学大学院にて、中世英文学を専攻。文学博士。ケンブリッジ東洋学部専任講師、静岡大学教授、神奈川大学教授。専門は中世・ルネサンスの英文学と歴史。主要著書に『聖母のルネサンス―マリアはどう描かれたか』(岩波書店)、『エリザベス―華麗なる孤独』(中央公論新社)、『マリー・アントワネットの宮廷画家―ルイーズ・ヴィジェ・ルブランの生涯』、『マリー・アントワネット―ファッションで世界を変えた女』(河出書房新社)など多数。