講座詳細情報
申し込み締切日:2018-09-26 / 日本史 / 学内講座コード:330223
私たちの中央線と東京駅 ー その過去、現在、未来 ー
- 開催日
- 9月28日(金)~11月16日(金)
- 講座回数
- 7回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 20,412円
- 定員
- 24
- その他
- ビジター価格 23,473円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・JR中央線は私鉄の「甲武鉄道」により建設され間もなく130年を迎えます。首都圏の通勤線区の中でいち早く電車運転を始め、1914年に開業した日本の中央駅・東京駅に5年後には乗入れを果たす等、多くの先駆的挑戦を続けてきました。
・2012年に丸の内駅舎が創建時の姿に復原された東京駅は幾多の障害を乗り越えて中央駅として建設され、我国の近代化、経済社会の発展と共に常に増強、進化し続けてきた日本を代表する駅であり、中央線通勤電車の始発駅でもあります。
・本講義ではこの「中央線と東京駅の進化」の歴史、その過程での「プランナーの長期戦略、構想力」、最近の「東京駅丸の内駅舎復原」さらには「近未来展望」等について多角的視点から理解していただきます。
【講義概要】
中央線について明治期の私鉄「甲武鉄道」による建設の経緯、新宿以東「都心部への延伸」や「他線区に先駆けた電車運転」等、同社の先進的経営戦略を説明します。ルートの選定や駅設置の経緯などトピックスについて関係した「人物論」も交えながら言及します。
また戦後、国鉄が進めた「通勤輸送力増強」や「特急あずさのスピードアップ」等の輸送改善の歴史と効果、その後の民営化を経て現在に至る進化や「将来の展望」についても説明します。
東京駅については難航した建設の決断、「丸の内など周辺街づくり」との関係、我国の発展とリンクした「中央駅としての100年を超える進化の歴史」、さらには大きく進展している「東京駅を街にする」プロジェクトである「東京ステーションシティ開発」「エキナカ開発」「丸の内駅舎復原」「駅前広場整備」について体系的に説明します。またその過程での「プランナー達の長期構想力」を理解していただき、次の100年に向けての歩みにも言及します。
なお講義に当たっては今も地下で大工事が続く【東京駅の見学会】を実施するほか、中央線や東京駅のプロジェクトに長く責任者として携わってきた私の経験談も交え、多くの画像、映像を使って興味を持って受講していただける工夫をしていきます。
【各回の講義予定】
第1回 2018/ 9/28(金) 中央線の歴史I:日本の鉄道建設の歩み、鉄道文化論、中央線概論
第2回 2018/10/ 5(金) 中央線の歴史II:甲武鉄道の経営戦略、ルート、駅設置、人物論、輸送改善の歴史
第3回 2018/10/12(金) 中央線の歴史III:多摩の鉄道と沿線開発、中央線各駅の歴史と街(廃止された駅を含む)、戦後の通勤5方面作戦等、輸送力増強対策の歩み
第4回 2018/10/19(金) 中央線の歴史IV:三鷹~立川間高架化、近未来展望 / 東京駅の歴史I:概論
第5回 2018/10/26(金) 東京駅の歴史II:建設の経緯、丸の内の街づくり、中央線乗入れ、鉄道中央駅機能の進化と「構想力」
第6回 2018/11/ 9(金) 東京駅見学会
第7回 2018/11/16(金) 東京駅の歴史III:丸の内駅舎復原、東京ステーションシティ開発、エキナカ開発、駅前広場整備、次の100年へ
・JR中央線は私鉄の「甲武鉄道」により建設され間もなく130年を迎えます。首都圏の通勤線区の中でいち早く電車運転を始め、1914年に開業した日本の中央駅・東京駅に5年後には乗入れを果たす等、多くの先駆的挑戦を続けてきました。
・2012年に丸の内駅舎が創建時の姿に復原された東京駅は幾多の障害を乗り越えて中央駅として建設され、我国の近代化、経済社会の発展と共に常に増強、進化し続けてきた日本を代表する駅であり、中央線通勤電車の始発駅でもあります。
・本講義ではこの「中央線と東京駅の進化」の歴史、その過程での「プランナーの長期戦略、構想力」、最近の「東京駅丸の内駅舎復原」さらには「近未来展望」等について多角的視点から理解していただきます。
【講義概要】
中央線について明治期の私鉄「甲武鉄道」による建設の経緯、新宿以東「都心部への延伸」や「他線区に先駆けた電車運転」等、同社の先進的経営戦略を説明します。ルートの選定や駅設置の経緯などトピックスについて関係した「人物論」も交えながら言及します。
また戦後、国鉄が進めた「通勤輸送力増強」や「特急あずさのスピードアップ」等の輸送改善の歴史と効果、その後の民営化を経て現在に至る進化や「将来の展望」についても説明します。
東京駅については難航した建設の決断、「丸の内など周辺街づくり」との関係、我国の発展とリンクした「中央駅としての100年を超える進化の歴史」、さらには大きく進展している「東京駅を街にする」プロジェクトである「東京ステーションシティ開発」「エキナカ開発」「丸の内駅舎復原」「駅前広場整備」について体系的に説明します。またその過程での「プランナー達の長期構想力」を理解していただき、次の100年に向けての歩みにも言及します。
なお講義に当たっては今も地下で大工事が続く【東京駅の見学会】を実施するほか、中央線や東京駅のプロジェクトに長く責任者として携わってきた私の経験談も交え、多くの画像、映像を使って興味を持って受講していただける工夫をしていきます。
【各回の講義予定】
第1回 2018/ 9/28(金) 中央線の歴史I:日本の鉄道建設の歩み、鉄道文化論、中央線概論
第2回 2018/10/ 5(金) 中央線の歴史II:甲武鉄道の経営戦略、ルート、駅設置、人物論、輸送改善の歴史
第3回 2018/10/12(金) 中央線の歴史III:多摩の鉄道と沿線開発、中央線各駅の歴史と街(廃止された駅を含む)、戦後の通勤5方面作戦等、輸送力増強対策の歩み
第4回 2018/10/19(金) 中央線の歴史IV:三鷹~立川間高架化、近未来展望 / 東京駅の歴史I:概論
第5回 2018/10/26(金) 東京駅の歴史II:建設の経緯、丸の内の街づくり、中央線乗入れ、鉄道中央駅機能の進化と「構想力」
第6回 2018/11/ 9(金) 東京駅見学会
第7回 2018/11/16(金) 東京駅の歴史III:丸の内駅舎復原、東京ステーションシティ開発、エキナカ開発、駅前広場整備、次の100年へ
備考
【ご受講に際して】
◆各回の内容は密接な関係があるため前後することがあります。
◆東京駅見学会は11/9開催予定。現地集合・現地解散となります。移動に時間がかかりますので、お申込の際は、前後に時間の余裕をお持ちください。また交通費等は別途実費ご負担となります。
【テキスト・参考図書】
参考図書
『進化する東京駅 ― 街づくりからエキナカ開発まで ―』(成山堂書店)(ISBN:978-4425761913)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆各回の内容は密接な関係があるため前後することがあります。
◆東京駅見学会は11/9開催予定。現地集合・現地解散となります。移動に時間がかかりますので、お申込の際は、前後に時間の余裕をお持ちください。また交通費等は別途実費ご負担となります。
【テキスト・参考図書】
参考図書
『進化する東京駅 ― 街づくりからエキナカ開発まで ―』(成山堂書店)(ISBN:978-4425761913)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 野崎 哲夫 |
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肩書き | 公益財団法人交通研究協会評議員、元JR東日本株式会社取締役 |
プロフィール | 東京大学工学部卒。日本国有鉄道入社。JR東日本取締役長野支社長、(株)鉄道会館代表取締役社長等歴任。東京駅等の大ターミナル開発、中央線等の鉄道整備に携わり、日本ショッピングセンター協会理事、関東甲信越支部長も歴任。著書に『進化する東京駅 ― 街づくりからエキナカ開発まで ― 』(成山堂書店)がある。 |