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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-09-30 / 自然科学・環境 / 学内講座コード:130713

自然災害と身近な生活体験 過去と現在の災害に学ぶ

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 2日(火)~12月 4日(火)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
29,160円
定員
30
その他
ビジター価格 33,534円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
地殻変動の激しい日本列島は不幸なことに自然災害「王国」です。しかし恐ろしい日本の自然災害も科学の進歩、とくに地球科学の研究が進歩したおかげで、なぜ起こるのかがわかるようになってきました。この講座ではいくつかの自然災害、とくに山体崩壊や3.11の大震災の原因について考察してみたいと思います。また日常、何気なく体験する自然現象などを取り上げ、その原因やプロセスを考えてみたいと思います。

【講義概要】
恐ろしい自然災害の一つとして1)火山の山体崩壊を例に取り上げます。日本列島で起こる火山の噴火・爆発のうち、とくに水蒸気爆発は山体の1/3 ほどを一瞬にして吹き飛ばし「流れ山」をつくります。江戸時代の九州の眉山、明治時代の磐梯山の噴火例などを検討します。また2)2011年3月11日、東北地方の太平洋岸を襲った大災害について学習します。しかしこの大災害は過去にも経験しており、貞観地震(津波)の例があります。また3)日本列島の各地方の地震断層の特徴について考察します。さらに4)日常の生活体験の一例として「直線河川の変遷」を取り上げます。直線河川のあちこちには深い淵があり、渡るのに危険ですが、昔の人々は橋などなくても、何度も無事にその危ない川を行き来していました。その理由を探ります。その他、5)世界の大河川の不思議な流れ方や、離岸流や沿岸流の発生状況、さらに南関東に発達する河岸段丘や海岸段丘の発達史を学びます。講義に際しては85頁の講義資料を予め配付します。またパワーポイントも多用します。

【各回の講義予定】
第1回 2018/10/ 2(火) 世界の大河川の不思議な流れ方
第2回 2018/10/ 9(火) 火山の型・火山の山体崩壊と流れ山
第3回 2018/10/16(火) 日本各地の地震断層の特徴 (I)
第4回 2018/10/23(火) 日本各地の地震断層の特徴 (II)
第5回 2018/10/30(火) 2011年3月11日の東日本大震災 (I)
第6回 2018/11/ 6(火) 2011年3月11日の東日本大震災 (II)
第7回 2018/11/13(火) 直線河川の不思議な形態
第8回 2018/11/20(火) 離岸流と沿岸流
第9回 2018/11/27(火) 東京・千葉の河岸段丘と海岸段丘
第10回 2018/12/ 4(火) プレートの沈み込みと昔の日本列島

備考

【ご受講に際して】
◆講義は一部を除き、2017年度秋学期「自然災害と身近な生活体験」とほぼ同じ内容です。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 八木下 晃司
肩書き 元岩手大学教授、元放送大学講師
プロフィール 1985年、トロント大学大学院博士課程修了。Ph.D。専攻は地質学、堆積学、地球史学。学位論文ではカナダ西海岸の中生代白亜紀の地層を研究、帰国後は東北地方太平洋岸の同じく白亜紀の地層の研究に従事。元岩手大学教授、元放送大学講師。主な著作『岩相解析および堆積構造(増補・改訂版)』(古今書院)、『堆積岩石学の概要』(NSK出版)。
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