大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・アロマセラピーとはどのようなものかを理解する。
・アロマ(香り)が脳にどのように作用して心身を調節するのかを理解する。
・アロマセラピーにより認知症やがんなどの疾病の予防や改善に役立つことを理解する。

【講義概要】
アロマは「香り」、セラピーは「施術」という意味です。匂いを嗅ぐことによって認知機能の向上や精神安定作用、あるいは記憶の調節など、ヒトの健康のみならず社会行動にも嗅覚情報は深く関与しています。本講座では、アロマセラピーについての理解を深め、認知症、がんあるいはそれ以外の疾病の予防や改善にアロマセラピーがどのような役割を演じているかを知り、これらの疾病の予防に役立ててもらうことを目指します。

【各回の講義予定】
第1回 2017/11/11(土) アロマセラピーとは ― アロマセラピーの歴史と精油などについて ―
第2回 2017/11/18(土) アロマセラピーを理解するための解剖生理学 ― 嗅覚、神経解剖学、生理学 ―
第3回 2017/11/25(土) 香りによる嗅覚刺激を介した脳の機能調節について
第4回 2017/12/ 2(土) アロマセラピーによる認知症の予防・改善について
第5回 2017/12/ 9(土) アロマセラピーによる鎮痛作用、女性特有の疾患の改善作用

【テキスト・参考図書】
テキスト
『〈香り〉はなぜ脳に効くのか ― アロマセラピーと先端医療』（NHK出版新書）（ISBN:978-4140883853）
参考図書
『アロマセラピー学（ガーデンセラピー講座）』（悠光堂）（ISBN:978-4906873746）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	塩田 清二
肩書き	星薬科大学先端生命科学研究所 特任教授
プロフィール	1949年東京生まれ。早稲田大学教育学部生物学専修卒業後、新潟大学理学研究科修士課程修了。理学修士(新潟大学)。医学博士(昭和大学)。専門分野は神経科学、解剖学。著書に『〈香り〉はなぜ脳に効くのか アロマセラピーと先端医療』(NHK出版)、『スポーツアナトミー』(丸善)などがある。