大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・中華人民共和国の建国から文化大革命に至る展開過程の理解。
・文化大革命の歴史的意義の理解。
・歴史的連続性からみた中国近現代史の諸特徴の理解。

【講義概要】
中華人民共和国建国以来最も大きな混乱をもたらしたとされる、いわゆる「文化大革命」（1965～76）は、中国近現代史において如何なる歴史的意義を持つものだったのであろうか？本講義では、この問いを、(1)1960年代中国の政治・経済状況、(2)「文化大革命」の内実を規定した中国の歴史的特徴、（３）「文化大革命」が現代中国の残した「遺産」、の三点を中心に講述するものである。なお、前半の一部に昨年と同内容の部分が含まれている。

【各回の講義予定】
第1回 2017/10/ 2(月) 本講義の狙い／中華人民共和国成立後の中国政治・経済状況（1）
第2回 2017/10/16(月) 中華人民共和国成立後の中国政治・経済状況（2）
第3回 2017/10/23(月) 中華人民共和国成立後の中国政治・経済状況（3）
第4回 2017/10/30(月) 「文化大革命」の発動（1）
第5回 2017/11/ 6(月) 「文化大革命」の発動（2）
第6回 2017/11/13(月) 「文化大革命」の展開（1）
第7回 2017/11/20(月) 「文化大革命」の展開（2）
第8回 2017/11/27(月) 「文化大革命」の展開（3）
第9回 2017/12/ 4(月) 「文化大革命」における中国の歴史的規定要因を講述する。
第10回 2017/12/11(月) まとめ

【ご受講に際して】
◆配布資料は繰り返し利用することもあるので、必ず全て持参して下さい。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	松重 充浩
肩書き	日本大学教授
プロフィール	1960年山口県生まれ。広島大学大学院文学研究科東洋史学専攻博士課程後期単位取得退学。外務省外交史料館、県立広島女子大学国際文化学部准教授を経て、現職。著書に、『「満洲」の成立』(名古屋大学出版会・共著)、『20世紀満洲歴史事典』(吉川弘文館・共編著)、『?介石研究』(東方書店・共編著)などがある。