講座詳細情報
申し込み締切日:2017-01-25 / 世界史 / 学内講座コード:340304
ヨーロッパ中世王権の覚醒と発展
- 開催日
- 2月 1日(水)~ 3月 1日(水)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 11,826円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 13,608円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・ヨーロッパ中世社会を構造的に把握すること。
・貴族層と対抗しながら王権が強化されていくプロセスを把握すること。
・封建王制の変容と絶対王制の構造的な差異を理解すること。
【講義概要】
ヨーロッパ中世は500年頃から1500年頃の実に1000年間に及ぶが、全体的に見て1200年頃をその最高潮期と見ることができる。政治史的には、封建王制の確立期であり、フランスではフィリップ2世の治世にあたる。しかし、当時まだ王権は弱く、その権威は宗教的な聖性に依拠しており、カロリングのシャルルマーニュとの連関が重要であった。しかし、12世紀の後半、聖王ルイ(9世)の頃から貴族が分有していた公権力を蚕食する形で、王権が拡大・強化されていく。この王権の拡大が近世の絶対王政にどのように繋がるのか、フランスを中心として他のヨーロッパ諸王国も視野に入れて見ていくこととしたい。
【各回の講義予定】
第1回 2017/ 2/ 1(水) 中世王権と封建制
第2回 2017/ 2/ 8(水) カロリング王権とシャルルマーニュ
第3回 2017/ 2/15(水) 王の聖性と権威
第4回 2017/ 2/22(水) 王権と諸侯
第5回 2017/ 3/ 1(水) 王権の拡大と貴族層の衰退
・ヨーロッパ中世社会を構造的に把握すること。
・貴族層と対抗しながら王権が強化されていくプロセスを把握すること。
・封建王制の変容と絶対王制の構造的な差異を理解すること。
【講義概要】
ヨーロッパ中世は500年頃から1500年頃の実に1000年間に及ぶが、全体的に見て1200年頃をその最高潮期と見ることができる。政治史的には、封建王制の確立期であり、フランスではフィリップ2世の治世にあたる。しかし、当時まだ王権は弱く、その権威は宗教的な聖性に依拠しており、カロリングのシャルルマーニュとの連関が重要であった。しかし、12世紀の後半、聖王ルイ(9世)の頃から貴族が分有していた公権力を蚕食する形で、王権が拡大・強化されていく。この王権の拡大が近世の絶対王政にどのように繋がるのか、フランスを中心として他のヨーロッパ諸王国も視野に入れて見ていくこととしたい。
【各回の講義予定】
第1回 2017/ 2/ 1(水) 中世王権と封建制
第2回 2017/ 2/ 8(水) カロリング王権とシャルルマーニュ
第3回 2017/ 2/15(水) 王の聖性と権威
第4回 2017/ 2/22(水) 王権と諸侯
第5回 2017/ 3/ 1(水) 王権の拡大と貴族層の衰退
備考
【テキスト・参考図書】
テキスト
『フランスの中世社会 ― 王と貴族たちの軌跡』(吉川弘文館)(ISBN:978-4642056168)
テキスト
『フランスの中世社会 ― 王と貴族たちの軌跡』(吉川弘文館)(ISBN:978-4642056168)
講師陣
名前 | 渡辺 節夫 |
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肩書き | 青山学院大学名誉教授 |
プロフィール | 1947年山梨県生まれ。フランスを中心に「ヨーロッパは一つ」という観点から西欧文明の原点を中世に探るという意味で、政治・経済・宗教を総合的に研究。東京大学大学院の修士課程修了以降、専任教員として大学で教養教育と専門教育双方を並行して担当。3回にわたるフランス留学を経てパリ第一大学で博士号取得。主著は『フランス中世政治権力構造の研究』(東京大学出版会)。 |