大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・江戸時代の古文書のくずし字や独特な言い回し、解釈の方法を学ぶ。
・その上で、江戸時代の政治や社会への理解を深める。
・最終的に、江戸時代に親しみを感じられるようになること。

【講義概要】
本講座では、江戸時代に起きた8つの事件に関する古文書を取り上げ、それらを一字一句、丁寧に解読しながら、江戸時代の政治や社会の実相を読み解きます。取り上げる事件は著名なものばかりですが、丁寧な古文書解読により、事件に対し、より理解を深めることになり、従来とは異なる解釈ができるかもしれません。毎時間、2～3点程度の古文書を解読する予定です。
【主な講義内容】
大坂の陣と井伊直孝 / 由井正雪の乱 / シャクシャインの乱 / 綱吉と越後騒動 / 徳川宗春事件 / ゴローニン事件 / 大塩平八郎の乱 / 水野忠邦と天保改革

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 1/16(月) 大坂の陣と井伊直孝
第2回 2017/ 1/23(月) 由井正雪の乱
第3回 2017/ 1/30(月) シャクシャインの乱
第4回 2017/ 2/ 6(月) 綱吉と越後騒動
第5回 2017/ 2/13(月) 徳川宗春事件
第6回 2017/ 2/20(月) ゴローニン事件
第7回 2017/ 2/27(月) 大塩平八郎の乱
第8回 2017/ 3/ 6(月) 水野忠邦と天保改革

【ご受講に際して】
◆古文書解読未経験者、経験者を問わず、楽しめる内容にします。歴史が大好きな方、古文書に関心のある方など大歓迎です。お気軽に受講してみてください。
◆古文書解読に際しては、林英夫監修『新編 古文書解読字典』(柏書房)や児玉幸多編『くずし字用例辞典』(東京堂出版)など、いわゆる、くずし字解読辞典を1冊、手許に置くことをお勧めいたします。

名前	種村 威史
肩書き	國學院大學兼任講師
プロフィール	青森県生まれ。博士(歴史学、國學院大學)。専門分野は、日本近世前期政治史、近世史料学、歴史アーカイブズ。最近の論文には「松代藩代官の職制と文書行政」(福澤徹三・渡辺尚志編『藩地域の農政と学問・金融 ― 信濃国松代藩地域の研究IV』、岩田書院、2014年)がある。