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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-10-07 / 世界史 / 学内講座コード:330314

中国の民族問題 モンゴルとチベット、そしてウイグルから考える

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月14日(金)~11月11日(金)
講座回数
3回
時間
13:00~14:30
講座区分
数回もの 
入学金
8,000円
受講料
7,096円
定員
36
その他
ビジター価格 8,165円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・深刻化する中国の民族問題を近現代史、それも日本との関連で考える。
・中国の民族問題を国際関係のなかで考える。
・中国の民族問題を宗教の視点から考察する。

【講義概要】
中国の民族問題は近年、チベットやウイグル人の宗教問題、難民問題として現れることが多いが、もう一つ、隠された民族問題がある。モンゴル人を主体とする民族問題である。このモンゴルの民族問題はさまざまな意味で日本と関連している。現代のモンゴルの諸問題は大日本帝国時代の満洲国や、徳王のモンゴル自治邦に由来する。したがって、モンゴルの民族問題は実は「もう一つの日本史」でもある。本講義ではまず、モンゴルの民族問題を解説した上で、チベット仏教を信仰するチベット人とイスラームを信奉するウイグル人たちがいかに中国に統合されたのかを解説する。中国による統合と少数民族による民族自決運動との相克について歴史を遡って分析し、民族問題の政治的・宗教的性質について説明を加える。民族問題は決して一国だけの「内政問題」ではなく、国際問題でもあるとの側面を例示する。

【各回の講義予定】
第1回 2016/10/14(金) 日本の近現代史と関連するモンゴル人の自決と中国との相克
第2回 2016/10/28(金) チベット侵略の手口と「翳」なる日本
第3回 2016/11/11(金) イスラームの東遷とユーラシア史のなかのウイグル問題

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『墓標なき草原 ― 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録(上・下)』(岩波書店)
『モンゴルとイスラーム的中国』(文藝春秋)(ISBN:978-4168130120)
『チベットに舞う日本刀 ― モンゴル騎兵の現代史』(文藝春秋)(ISBN:978-4163901657)

講師陣

名前 大野 旭
肩書き 静岡大学教授
プロフィール 中華人民共和国内モンゴル自治区(南モンゴル)出身。モンゴル名はオーノス・チョクト、中国名は楊海英。『墓標なき草原 ― 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録(上・下)』(2009年、岩波書店)、『モンゴルとイスラーム的中国』(2014年、文藝春秋)、『チベットに舞う日本刀 ― モンゴル騎兵の現代史』(2014年、文藝春秋)、『日本陸軍とモンゴル』(2015年、中央公論新社)等著作多数。
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